「ゲームチェンジ」を成し遂げたい研究者
ゆーです。
まずは…、日本人の「ノーベル物理学賞」の受賞が発表されましたね!
おめでとうございます!!
まがいなりにも研究者なので、毎年チェックしてます。
化学賞は誰だろう?楽しみ。
それでは、本題に。
今日は、ボクの意識してる研究者像について。
みなさんの中にも「世の中に革新を!」と一度くらい考えたことがある人もいるんじゃないでしょうか?
企業で研究しているボクは、これについてよく考えます。
研究でめちゃくちゃ新しい発見をしたからって、世の中は簡単に変わらない。
礎となるものをコツコツと育てていくことで、世に浸透していくことはあります。
結果、数年後、数十年後に振り返った時に、「おぉ、これはすごい技術だったなー」となるのではないでしょうか。
では、世の中に浸透するときの“様”ってどんな感じなんでしょう?
今回はこの“様”の話を。
そもそも革新的なものが出てくると世の中はどうなるんでしょうか?
新しいものの登場で”生活様式が変化する”気がしませんか?
なので、”革新を起こすこと”を「文化をつくること」と考えています(←入社当時は覚えてたのに、少し忘れてました、反省)。
では、”文化を生み出す新しさ”とは?
これがわかりにくい。
企業に勤めて数年。
ずっと考えてます。
現段階で思っているのは、「新しいものの種類も大きく2種類に分けられるのかな」ということです。
一つ目が、「いま世の中に無いもの」。
形あるものの例で言うと、車とかスマホとか。
最初こそ受け入れられなかったかもしれませんが、今では当たり前のように誰もが使っています。
開発してた人からすると、世に出てきたのは突然でもなんでもないかもしれませんが、一般人からすると、ある日、急に世に出てきたようなもの。
浸透して、利用してもらえるようになれば間違いなく、革新と言えるでしょう。
これに対して、もう一つの新しいものが「いま世にあるものの代替品」です。
正確に言えば、もちろんまだ世の中に無いものにはなるかと思います。
新しい発見から生まれたものなんですから、そりゃそうです。
でもですね、多くの人の中で新しいという感覚が薄いんです。
例えばですねー、ゲームとかがコレに当たるでしょうか?
もう長いことテレビゲームは愛されてきています。
今でも、もちろんプレイしてる人は多いですね。
一方で、スマホとネットの普及により「アプリ」という形でゲームが楽しまれ始めました。
こんな風に“ゲームであることに変わりはない”のに、元々多くの人に使われていたものから移行してしまったものがあります。
ボクは、こういったゲームチェンジを起こすことで、“新しい世の中の当たり前”を生み出せるような研究者になりたいなと常々思ってます。
新しい文化は、何も全く新しいものでなくて良いと思うんです。
特に、モノで溢れた現代では“言葉通り新しい物”というのはなかなか生まれません。
今までのものとは少しズラして、より良いものを生み出す。
より親しみやすいものをつくる。
こういうことのできる研究者になりたいですね。
カタチあるものが全てではないと思うんです。
なんとか“文化をつくれる”よう、明日からも奮闘していきたいと思います。
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