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研究者は専門性を突き詰めるべきなのか?

ゆーです。

研究者って専門的な知識・技術を習得することを求められがちです。
何か一つの分野で結果を出し続けることを求めれらがち。
そして、これは当事者の”研究をしてる人”もこだわりがち
スペシャリストってやつですかね?

今回は、この研究者のこだわりがちな部分への言及です

ボクですか?
大袈裟ではなく、自分がスペシャリストになることに、かけらも興味がないです。笑
性格上、いろんなことをやりたい欲求の方が強く出てしまい…。
なので、一種の尊敬もあって、なりたい人はぜひ目指してほしい!(←だれ笑)

ボクは、いわゆるゼネラリスト(ジェネラリストとも書くかな?)になりたい。
一つのことを突き詰めてやっていくなんて無理、飽きる。笑
挫折で辞めることはあまりありません、負けず嫌いなので。

ですので正確には、作業自体は1つのことでも構いません。
事実、こうやってnoteも書き続けています。
研究でだって、結果が面白そうなら、作業が同じ内容でもやりたくなる。

ただですね…、

プロセスが予想できてしまうと、唐突につまらなくなる。

例えば、ボク、学生の頃は、有機化学という分野で反応開発なるものをやってました。
お薬とかに含まれる成分(化合物)あるじゃないですか?
ああいうものとかをつくる際に、いろんなプロセスを組み合わせるんですけど、そのプロセス全体を考えるというより、”一つの工程に革新を与え一気に作れるようにする”。
他にも、”今までに無いような分子を作り出す事ができる方法を考える”ということをやってました。

こう書くと面白いんです。
もちろんアイデアが生まれると試したくなる性格をしているので、今でも思いつくとやりたくなることもあります。

でも、「アイデアを思いついて試して公表するまでの一連の流れ」を経験してしまい、飽きた。笑
同じ領域にいる限り、少し内容が変わるだけで、やることは同じ。
(個人的に)惹かれないんです。
ノーベル賞とかも、受賞に対しては「ふーん」って感じです。
受賞された内容は面白いので、いつも興味深く拝見してます。

そう。

作業に飽きるというより、内容に飽きる。

もっと別の世界を見たくなってしまいます。

もちろん遠すぎる世界だと、スキルの蓄えが無く“何もできないゆえにつまらない”なんてことも起こりうるので、加減は難しいです。

でも、同じ領域で活動し続けることをどうしても好きになれない…。

実際、ボクは企業で研究員をやってますが、ここで”物書き”をしていたり、就活の簡単な相談に乗ったり、投資してみたり、社内でイノベーションを起こすべく組織運営に携わってみたり、社内の風通しを改善する活動をやってみたり。
もうすぐ事業創出に関する仕事も始めます。
並行して研究もやってます。

スキル面でも、いろいろ習得中(結果が出たらお披露目します)。

やってみたことのないことで、自分が想像できないことをやってみたい。

(可能なら、お役に立つ形でその経験は伝えていきたい。)

もちろん、周りを見てると、ボクみたいなのはレアケース。
研究者を志す方・企業でも研究をしている方たちの多くは、スペシャリストになりたい方ばかりです。
それで良いんです!

ただ、こんな人間がいることも知ってほしい。
(ボクを見てほしいわけではなく、こんなケースもあるんだと。)

何より、研究力というのは、業界が変わっても伝わるんじゃないかなと。
なので、いろんな見識を深めていろんなところで戦っていきたい!

あと、もったいないなと思うのが、「サンクコスト」を捨てられないこと。
注いだけど回収できない、あれです。

好きでやる分には、なんでも良いと思うんです!
一つのことでも、多岐にわたってたくさんのことでも。
でも、サンクコストを気にして、「ここまでやったから他のことをやるのは…」という考え方で1つにこだわるのは、あまりにもったいない!!
兼業で全然構わないので、外の世界も見てみると楽しいですよ。

研究者だからって専門性に捉われる必要もない。
なんなら、いろんなことを知ってる方が、実は新しいものを生み出せる「イケてる研究者」になれるかも?

”幅広い知識”だけは、意識してみて損は無いと思いますね。

自分が狭い箱の中で生きてるなと思ったら、少しでも良いので、外に足を伸ばしてみるのオススメです

「私は研究が好き!そして、この分野を研究したい!」

となれば戻ってこれば良いんです。
よく、「一度離れてしまうと戻れない」なんて声を耳にしますが、いろんなケースを見てきました。

”一度離れたら絶対戻れない”なんてこと無いと思います。


自分の人生をも研究するぐらいの勢いで生きていきたい。

そんな人生いかが?

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