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zakuro, and so on / 0.8.0 ver

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小説集『zakuro, その断片』2021年秋エディションです。
『zakuro, その断片』2021年秋エディションです。 個別の記事は解放後1週間で、1記事10… もっと詳しく
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記事一覧

『zakuro,その断片 /ver 0.8.0』 (15)

 zakuro, その断片  前章←・ ぴえろ  駅の改札を出て右に曲がるといつも通りクロチネさ…

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泉由良
2年前
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『zakuro,その断片 /ver 0.8.0』 (14)

電話 ──現在私は行方不明です。御用のある方は発信音の後にパスワードを入力して下さい。 …

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泉由良
2年前
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『zakuro,その断片 /ver 0.8.0』 (13)

らぢを  なんとはなしに駄目だなあと思ったら、春曜日だった。軽い頭痛がするし、ピアスホー…

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泉由良
2年前

『zakuro,その断片 /ver 0.8.0』 (12)

作図  最短距離であなたを狙撃しにゆくよ。ドロップスが柔軟な銃痕に蹂躙されてゆくよ。銃弾…

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泉由良
2年前
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『zakuro,その断片 /ver 0.8.0』 (11)

道のり  冷蔵庫は脆弱なおーけすとらだ。若しくは呼吸が苦手な生き物。低い音で常に唸る音が…

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泉由良
2年前
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『zakuro,その断片 /ver 0.8.0』 (10)

「河口」  パラソル、パフューム、パワフルダンス  パラソル、パエリア、パステルカラー  …

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泉由良
2年前
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『zakuro,その断片 /ver 0.8.0』 (9)

トビラ 扉の向こうは嵐。行くべきではない。年老いた山羊が告げる。構うもんかとばかりに、使い古されたレインコートをびりびりに破る。  私は酷く悔やんでいる。  裏側があるなんて、見なければよかった。知らなければよかった。無知でいたってさえ、それでもよかった。無知と無垢は異なるけれど、無知でもよかった。そんな選択肢を思っては悔やんでいた。  扉の向こうは冬だと云われた。冬なんて名付けないで欲しかった。嵐だなんて知らないでいたかった。なんだか知らないけれど冷たくて痛いものが刺さ

有料
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『zakuro,その断片 /ver 0.8.0』 (8)

「洗濯日和」   ぴんと張ったロープ一面に白いシャツがはためく   ずらりずらりと並ん…

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泉由良
2年前
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『zakuro,その断片 /ver 0.8.0』 (7)

夏草は君の名前  この先行き止まり。  看板には、そう書いてあった。私は立ち止まり、むっ…

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泉由良
2年前
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『zakuro,その断片 /ver 0.8.0』 (6)

「白いゆめ」 そろそろ帰らなくちゃと思いながら ふうちゃんとなっちゃんと 路をあるいている…

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泉由良
2年前
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『zakuro,その断片 /ver 0.8.0』 (5)

白い部屋  細胞が個々のペースで崩壊してゆく。ねえ、楽しいはなしをしよう。もうすぐ壊れて…

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泉由良
2年前
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『zakuro,その断片 /ver 0.8.0』 (4)

「すいかようび」 さあ 四月のエデンにお入り 楽園の扉が開き 果糖を味わうことも赦される 今…

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泉由良
2年前
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『zakuro,その断片 /ver 0.8.0』(3)

「かれは」 祝福 と おめでとう の違いが 三文字分でも分からなくて 葉の色が変わる季節 落…

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泉由良
2年前
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『zakuro,その断片 /ver 0.8.0』 (もくじ)

 (随時補充されます) 風招き 柘榴の夜  目次 かれは すいかようび 白い部屋 白いゆめ 夏草は君の名前 洗濯日和 トビラ 河口 道のり 作図 らぢを (続く) この記事を目次とした詩と掌編は、は2年前に公開した記事の再掲と加筆を含み、なお一定期間をおいて有料限定公開に変わります。便宜上1話100円に設定されますが、マガジンで購入していただくと、全20話程度(予定)が650円ですべて閲覧出来ます。文庫本1冊分程度の量になります。(目次を有料限