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逃げて、また逃げて

悪意と善意が絡まり合う中に私たちはいる。
その中からはきっと一生抜け出せないのだろう。その方法を見つけようとしても、どこに答えがあるの分からない。きっとそれには答えなんかない。
それでも来ない人を待っているのと同じように私たちは答えを探しづつける。
答えを探し出せば、私たちはなぜ生きてるのなんて世界一難しい課題に追われたりする。
そんなこと考えても無駄なのに。

だから私たちは愛に逃げる。男に逃げる。
いつ捨てられていつトキメクかもわからないくせにその日常に一生トキメイている自分自身が楽しくてしょうがない。そんな嫌悪感を私たちはきっと無視し続けて暮らしていくのだろう。愛ほど歪んだ呪いはないよと誰かも言っていたというのに。反吐が出る。

だから私たちは友情に逃げる。女の友情はハムよりも薄いとどこかで聞いたことがある。そんなハムがいつちぎれるかわからない中で友情は続いていく。学校とかそういうコミュニティの中に閉じ込められた私たちはどういうわけか絆を深めようなんてモットーを掲げられる。絆なんてそう簡単に深まるわけがないのに。そこで友情という肩書きに入り浸り争いがおき、ハムはちぎれていく。そこでできる絆もあると思うが、出会いがあれば別れはくるものだろう。出会いと別れはセットなんだろう。受け入れ難い現実だ。

何に逃げたって向き合わなければいけないものがあるとどこかに逃げた時に思い知らされる。私たちは向き合わなければいけないことにしっかりと向き合い、また逃げる。その繰り返しでいいんじゃないかな。 
それが人生というものなんだし。


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