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株式会社ツドイのnote

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#コンテンツ会議

「何をサブスクリプションしてないか」に、その人の価値観が出るという仮説

「何をサブスクリプションしてないか」に、その人の価値観が出るという仮説

あれは、Appleとアップルレコードが和解し、ビートルズの音源がiPhoneで聴けるようになったぐらいのころでしたでしょうか。

ある晩、かなり音楽が好きな、ライブのために海外に行っちゃうような先輩と飲んでいて、Apple MUSICの話になりました。ぼくが「Apple MUSIC、使ってます?」と聴くとその人は「そんなわけないじゃん。あんなの使ったら音楽ファンとして終わりだよ」と言ったのです。

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こわくてやさしいハンバートハンバートについて

こわくてやさしいハンバートハンバートについて

ゴールデンウィークも終盤になったこどもの日の深夜2時。オフィスから帰宅するなり、いそいそとウイスキーをソーダで割り、それを片手で持ったままリビングにあるキャンプ用の椅子に深く腰掛け、テレビをつけて、録画しておいたある番組を一言一句聞き逃すまいとみる。ちょっと泣きそうになりながら。

ハンバートハンバートという大好きなミュージシャンが、NHKに出たのだ。

ハンバートハンバートは、佐藤良成(りょうせ

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Nintendo Switchの『ヒューマン・リソース・マシーン』でプログラミング世代との邂逅に備えよう

Nintendo Switchの『ヒューマン・リソース・マシーン』でプログラミング世代との邂逅に備えよう

ゼルダをクリアして以来しばらく触っていなかったNintendo Switchで、おもしろいソフトを見つけたのでご紹介したいなと思います。

『ヒューマン・リソース・マシーン』という、6/8に発売されたばかりのDL専用パズルゲームです。

開発はSwitchのDL専用ゲームとして評判のいい『神巫女 -カミコ-』や『グーの惑星』、『リトルインフェルノ』と同じフライハイワークスで、お値段は1000円ポッ

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Apple公式のアプリプレゼン番組がすごくおもしろかったので『¥マネーの虎』が好きだった人はみんな観るべし

Apple公式のアプリプレゼン番組がすごくおもしろかったので『¥マネーの虎』が好きだった人はみんな観るべし

世界25カ国でローカライズされた伝説のリアリティショー『¥マネーの虎』むかし、『¥マネーの虎』というテレビ番組がありました。事業投資を題材としたリアリティショーで、一般人が自らのビジネスアイデアを投資家たちにプレゼンし、その可否を問うというものです。挑戦者たちを待ち構えるのは、荒稼ぎ中の社長たち(番組内で「虎」と呼ばれる)。会議室のソファーにどかっと座り、目の前に100万円の束を積んで、鋭い目で挑

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夏だし、ブルーハーツ/ハイロウズ/クロマニヨンズを聴こう

夏だし、ブルーハーツ/ハイロウズ/クロマニヨンズを聴こう

中3のとき、『人にやさしく』というドラマが月9ではじまり、ぼくはどっぷりとTHE BLUE HEARTSにはまった。ドラマの主題歌だった『夢』や挿入歌だった『人にやさしく』『終わらない歌』『ロクデナシ』『英雄にあこがれて』という曲の持つ社会批判精神と、遅れてきた中二病がリンクしたものと推察される。

好きなバンドと言えばミスチルとスピッツ、人生のベストアルバムは『Q』と『隼』という人生が一変し、生

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フジロックが最高なのは「客がきびしい」からである

フジロックが最高なのは「客がきびしい」からである

「苗場 天気」

毎年7月末になると検索するワードだ。期待する結果は「雨」。さっきやってみたら、どうやら今年は降るらしい。それを知って、ちょっとホッとしている自分がいる。フジロックに行かないと決めた自分を、どんな角度からでもいいからで肯定したいのだ。最後にフジロックに行ったのは2011年なので、こんなあさましい行為を、かれこれ6年続けていることになる。

大学4年生の2007年、冬に音楽フェス

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【レポート】リアル潜入ゲームは、10年に一度の発明だ

【レポート】リアル潜入ゲームは、10年に一度の発明だ

脱出の次は潜入らしいリアル脱出ゲームで有名なSCRAPが、このたび新しいゲームを発表しました。社長の告知はこうです。

絶対に遊んでください。
とてつもないゲームができました。

加藤隆生という人は大げさな言い回しを好む扇動者のようなところがある人なので、この投稿はまあ、いつもの加藤さんだなと思ってみていたのですが、「リアル潜入ゲーム」というネーミングには、強い興味を惹かれました。敵にバレないよう

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