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#感染症対策

感染症と差別 ~差別を考えるシリーズ~

感染症と差別 ~差別を考えるシリーズ~

差別とは何か、どうやったらなくせるのかというテーマでしばらく連作します。

今回は、「差別」の基準は時と場所によって変化するという点を考えてみます。例として、「コレラ」の感染症について考えてみましょう。コレラ患者を隔離することは、”常に”差別となるでしょうか?

全体を通していいたいこと絶対的な差別の基準など存在しない。
不当であること = 差別であるとは限らない

このことが言いたいために記事を

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集団免疫のイメージ

集団免疫のイメージ

集団免疫について、ちょっとわかりづらいかもしれないので図で説明します。

免疫保持者が盾となる基本的に、免疫を持っている人は他者に感染させる可能性が低くなります(物理的にウイルスを運ぶこともあるのでゼロにはならない)。免疫を持っている人が集団の多数派であれば、感染が起こりにくくなり、その状況が続けばいずれ感染症が終息します。

この場合、免疫を持っている人は存在するだけで他者を守る勇者です。

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新型コロナワクチンの集団免疫はゴール位置がすこし遠いかも、という話

新型コロナワクチンの集団免疫はゴール位置がすこし遠いかも、という話

新型コロナワクチンによる集団免疫は、一般的な感染症よりハードルが高く、甘い見積もりでいるとがっかりするけど、効果はちゃんとあるのでしっかり接種しようね、という話です。

一般的な感染症の集団免疫は60%~70%、つまり、全人口の6~7割が免疫を獲得していれば、感染がおこりにくくなり、感染者数が抑止されると考えられています。しかし、この基準で期待していると十分な効果は得られず、反ワクチン派の反対材料

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