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婚活アプリで出会った相手が既婚者だった話。7日目

「パッポー!!!!パッポー!!!!パッポー!!!!」

我が家の鳩時計が朝6時に鳴いて、元気に起こしてくれた。

前日まで、7時半に鳴いて、起こしてくれていた。

我が家の鳩時計は、光センサー付きで、暗いと鳴かない。

朝日が昇る時間が早まる季節、これからお日様のパワーがどんどん強まる。

「夏が来る」大黒摩季さんの曲を思い出して歌った。

「真っ白な白馬に乗った王子様が〜」

はぁ・・・

少し笑えた。なんだか今日は心に余裕がある。

今日はお休みで、お天気も良かった。

いつもの調子で歯磨きを始めた瞬間、

夜、弁護士のところへ行くんだ・・・と思い出した。

心が、ズシーン!!!と重くなって、また涙が出てきた。

泣きながら、朝ごはんを作り、食べて、体だけ、休日のモーニングルーティーン。笑

10時から、友達と電話をする約束をしていた。

毎日のように、入れ替わり立ち替わり、お友達が励ましてくれる。

今日は、15年以上付き合いのある男友達(55歳。人生の先輩)が、電話をくれた。

状況を説明しているうちに、だんだんと心が整理されていく。

そして、ハッと気づいた。

・彼が好きで忘れられないという「感情の問題」

・私の身の潔白を証明する「法律的な問題」

この二つは、別の問題だと。

別の問題なので、切り離して考えなければならないんだと。

ここの考え方は、人によって違うと思う。感情の対処と、外向きの対処を、一緒にできる場合もあるだろう。実質的な対処をしている間、感情面の苦しみが隠れるので、その間に時間が経って、その苦しみが和らぐという場合もあるかもしれない。悲しみの中、お葬式の喪主を務めなければならない奥さんが、少し上を向けるようになる場合があるように、外向きに動くことが、本人のプラスに働く場合もあるかもしれない。

いろんなパターンはあるかもしれないが、私の場合は、

「感情面が安定していないときに、大切な判断はしない。」

という鉄則がある。

なので、今回も、感情を落ち着かせることが先。

「弁護士へ相談が必要だと判断するかもしれないから、今のうちに証拠はきちんと取っておくんだよ。」と言って、電話を切った友達。

感謝の気持ちが湧いてくる。

私の心はまた、のんびりとした草食動物に戻った。

おかげさま。

この言葉がぴったり。みんな話を聞いて、私の味方になって、いろんな方向から声をかけて、励ましてくれた。

穏やかな気持ちで、お友達の言ってくれた通り、もくもくと証拠になりそうな物を集めた。鍵のついたハードディスクに、フォルダを作って、データを全部しまった。

弁護士事務所へ電話をして、夜の相談予約をキャンセルした。親身になって電話対応してくれた、弁護士さんにも感謝を伝えた。

最後、未読スルーの彼に、「書類は不要と判断したよ」といった内容のメッセージ送った。

7日目、私は自分の感情への対処を、やると決めた。








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