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平安時代の人々の四季



こんにちは。ゆのんです!

ブログを読みに来ていただき
ありがとうございます。

今回は、


「平安時時代の人々が感じる
四季の移り変わり」


についてお話しします。

平安時代の人々は、
自然を心から愛しています。

だからこそ、四季を楽しむ行事や
和歌を詠むことをします。

逆に言えば、平安時代の
人々の感覚を知らないと、


「なんの話しているの?」
「意味不明じゃん!」


となってしまいます。

だからこそ、今回は
平安時代の人々の

四季の感じ方や表現の仕方
について触れていきます。

それでは、
タイムスリップ、スタート!



大前提、平安時代は旧暦



まずは、大前提。
平安時代は旧暦です。

旧暦とは…

1、2、3月=春

4、5、6月=夏

7、8、9月=秋

10、11、12月=冬

このように、季節感が現代とは
違っています。

今は夏の行事である「七夕」は、
平安時代では秋の行事なんです。

ここまでは、知っている人が
多かったのではないかと思います。





では、この季節感のズレは、
今とどんな違いがあるのでしょうか。

それは、気温、気象、植物です。

例えば、「春」とったら
あたたかいイメージですよね。

でも、平安時代ではまだまだ
雪が残る季節。寒いです。

桜だって、まだ満開では
ことが多いです。

だからこそ、春と言っても

雪が降っていたり、花が
咲き始めたばかりになります。

春=あたたかいとイメージして
しまうと、本文や和歌で

惑わされてしまうので注意です。



春を愛する人々



平安時代の人々は、
春を愛します。

例えば、まだ残っている雪や
梅が咲き始めている様子。


そして、特に大好きなのが花=桜
ここは現代と同じですね。


平安時代の人々は、
桜の咲き始めから散るまで

ずっと愛し続けます。

桜を愛する心は、
1000年経っても同じ。

桜の満開を待ち望んだり、
みんなで花見をしたり、

このような心は、今も昔も
変わらないところですね。





ちなみに…

平安時代の人々は、
桜が咲いてから散るまでを

自分の人生に
たとえることがあります。

「花の色はうつりにけりないたづらに
わが身よにふるながめせしまに」

この有名な小野小町の和歌も、

桜の盛りが過ぎたことと、
自分の若さが失われたことを

重ね合わせています。

平安時代の人々は、
自然の移り変わりに、

自分の人生を重ねていたのです。



秋を愛する人々



春と同じくらい
愛されていたのは秋です。

秋は、月や紅葉はもちろん、
鈴虫の声や木々が枯れていく様子

ここまで楽しんでいました。

やはり、最初から最後まで
心を寄せるのがお決まりです。

また、月の満ち欠けや
雲で隠れて見えない様子は、

恋人への気持ちの変化や
逢えない悲しさにたとえられました。



もちろん、紅葉が色づくころは
盛大に楽しみます。

天皇が紅葉狩りに行くことも
あるくらいなのです。

そして、秋も終わり頃に
なってくると、

木々が枯れ果てていく様子に
自分の人生を重ね始めます。

彩りがなくなった寂しさと
年老いた自分を重ねることは、

よくあることでした。




春の桜と同じく、
秋には紅葉を楽しむ心は、

1000年前から変わりませんね。

文化や人々の考え方が変わっても、
自然を愛する心は変わらない。

これって、すごいことだなって
思いませんか?

わたしは、変わらないものが
あることに古典の面白さがあると

考えています。
あなたはどう思いますか?



季節感が分かると良いこと



最後に、平安時代の季節感が
分かると得することを

最後まで読んでくれた
あなたにお伝えします。

それは2つあります。

①和歌の読解がしやすくなる
➁感動の対象がわかる

①から説明していきますね。

まず、和歌は純粋に
自然を愛でるか、

自然を愛でつつ、
自分の気持ちを込めるか

のパターンがほとんどです。

だいたい、恋愛や人生と
重ねられます。



つまり、何を愛でているのか
分かれば、作者の感動も

読み取れると言うことです。

次に➁を説明していきますね。
➁も①の関連です。

文章でも和歌でも、
そこには必ず作者の思いが

隠されています、
意味も無く文字は書きません。

では、その思いをどうやって
読み解くのか。

その手立てとなるのが、
何をどのように愛しているか。

すなわち、作者の
感動の中心となります。




自然のどんなところ、
盛りや終わり頃など

愛でている部分が分かれば、
作者の感動や思いはそこに重なります。

これで読解もしやすくなるし、
古典世界も分かって、

一石二鳥ですね!



おわりに



最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

今回は、平安時代の人々の
四季の捉え方について

お話ししました。

四季を感じるタイミングは
違うものの、

自然を愛する心は
今も昔も変わらないんですね。

こうやって、共通点を見つけるのも
勉強の1つになります。

ぜひ、今後も
やってみてください。





平安常識が分かれば
古典はさらに楽しくなります。

楽しくなれば、勉強のモチベも
あがり、成績UPも目の前!

そうなるために、
自分で行動しましょう!

では、また😊


ゆのん


PS.

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