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詩 母の手

ある日、目が開いた

その日は、卵かけご飯から始まった

流し込むジュースが気にならなくなった

いや、ちょっとだけまだ苦い

でも、楽になった、飲みこめるようになった


その日、目を閉じた

夜になったから、電気を消した、それだけのことだった

アラームがいつまでも鳴らない、

そういう夢を見た

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