目が覚めたら──宇宙人・未来人・超能力者と一緒に無人島漂流していた!でも近くに島があるし天気もいいしでわりとすぐに救助が来るのでは?危機感ゼロ、対話能力ゼロ、まともな人間ゼロの無…
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#note文芸部
第1話 「秘密です」
人生は闇鍋だ。どれだけ慎重な選択をしても最悪の結果を引き当ててしまう。そう考えれば俺の現状も起こるべくして起きた結果なのだろう。
「つまり、あんたらは宇宙人と未来人と超能力者だって言うわけね」
見知らぬ砂浜で目が覚めた俺が初めに得たのは、頭に電波の入った男女三人が自称した身分だった。それだけでも充分に頭が痛いくらいなのに、さらに悩みの種がもう一つ存在している。
俺自身の記憶が欠落している