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【ゆにおの読書エッセイ】プラムツリーBOOKフェアvol.2で通販した短篇集、読み終わったよん!

ゆにおでっす! 残暑がヤバいね~;
昨日、ちょっと昼間出かけたら今日はもうくらくらで
お家にずっといました。

けど、ちょうど本を買っていたので
退屈せずにすんだぜぇ。

どこで買った本?とゆうと、
この7月中旬から8月初頭まで
相模原市の東林間で開催されていた「プラムツリーBOOKフェアvol.2」(短篇集特集)。

当然現地にはいけんので、
「ちいさな雑貨ギャラリー プラムツリー」さんの
期間限定通販で買いました。

そのフェアとは
「アマチュア作家が自主制作した本(文芸同人誌)が
委託販売されているフェア」
です。

じゃけん、ジュンク堂や丸善なんかでは
売ってない、ちょいと珍しい本が買えるというわけ!

12レーベルの作品があり、いろんな本があったんじゃけど
ゆにおがチョイスしたんは、そのうち四冊。
みなさんにもご紹介するねー。




文芸同人誌の短編集は、ジャンルに縛られない作家さんたちの多彩な作品が楽しめる!



商業本の売り場だと、何かとハイコンセプトな本が目立つけど
文芸同人誌、特に短編集となると、ジャンルに縛られず多彩なモチーフを取り上げて書いている作家さんが多い。

とゆうか、自分含め、ジャンル不明な作家が短編集にたどり着くような気もする。

最初二冊通販して、締め切り前にもう二冊買い足しました。一度で買う方が送料おトクなんじゃけど、優柔不断なもので汗

今回買った四冊も、表紙とタイトルだけ見たとき
何の話か具体的にはよくわからない……。
けど、だからこそフィーリングで選べる!

①「なんとなく、Chillな雰囲気」(『眠れぬ夜を捲って』/hamapito・著)

②「サンプルをTwitterで読んだことある。多分、生きづらさ系」(『Insel』/みたか・著)

③「女子高生のイラスト…? たぶん、青春もの」(『短篇集』/煙亜月・著)

④「本格純文学って感じ。控えめなデザインが、実は自信の表れかも…?」『ウソツキムスメ』/泉由良・著

など、完全なる独断と偏見で選んだ! 

で、読み終わった印象としては

『眠れぬ夜を捲って』hamapito・著。スリップついてたり、凝ってました!

①「Chillな雰囲気は予想通り! 短編なのにちゃんと伏線が張られていてエンタメ性高し。SF風とかホラー風とかモチーフもいろいろ寄せてくる!」

『Insel』みたか・著。Inselは、ドイツ語で「島」って意味だそう。

②「心情を掘り下げることを頑張ってる感じで、短編のよさが出てる。純文学っぽいけど、言い回しはライトで読みやすい」

『短篇集』煙亜月・著。人情味、人間臭さに溢れてた。


③「高校生以外も、OLとか就活に失敗した若者とかいろんなキャラが出てくるけど、総じて青春ものっぽい。昔の『漫画アクション』の読み切りで載ってそうな作風」

『ウソツキムスメ』泉由良・著。一筋縄ではいかんヒロインがあれこれ出てくる。

④「やっぱりすごくうまかった! 文章そのものがうまくて、軽やかなのに内容が濃く感じられる。改行のタイミングにセンスがあり、哲学的な内容だけどあっという間に読み終わる」



でした。たまたまかもしれんけど、全体的にレベルが高くて、いい買い物になった。

委託とリアルイベントと両方出ている作家さんが多かったように思うけど、
そういう人はやや自信がある人というイメージがある(ゆにおの勝手な思い込みかもですが・笑)ので、そういう感じだったのかも。

みなさん、自分が使ってる小説サイトとは全然違うところをメインに活動されていることもあり、
今回が初めて読む人ばかり。

新鮮な読書体験になりました!


四十にして、ベストセラーの呪縛から解き放たれて、自由に本が選べるようになった!



ここからはちょっと自分の話。

東京に住んでた頃は
基本的に各駅の改札の前に本屋があったので
ほぼ毎日売り場を目にしてたけど、
広島では基本電車をつかわずバスなので、
ベストセラーを本屋でふらりと見掛ける機会が激減した。

会社のそばにある路面店の古本屋(アカデミィ)には
しょっちゅう行くけん、本が好きなことには変わりないけど
そこは流行の本を押さえているような売り場の作りにはあんまりなってない。

そんなわけで、
ここ4~5年はベストセラーにすっかり疎くなってる。

けどそれは
逆を言えば「ベストセラーの呪縛から自由になれた」とも言える。
(コロナも関係あるかも。友達と集まる機会が減らせ、
話題を合わせるために見たり読んだりするものから解放された

じゃけん、こうやって
未知の売り場(イベントとか期間限定のフェアとか)と巡り会うところから始まって、
「みんなが読んでるから」とか「メディアが勧めるから」でなく
「自分の力で面白い本を発見した」、それが何だか嬉しい。

身の回りの友達に、これらの本の話をしたところで「ぽか~ん」じゃろうけど
SNSがあるけん、こうやって感想を書いておけば
たとえマニアックな本でも、何十人かは感想を読みに来てくれ、感想を共有できる。

「本を選ぶ」「本と出会う」スタイルが
ずいぶん昔と変わったけど、個人的には
実は今のほうが自由で楽しいかも。

またなにか自分と縁のあったフェアや催事で、未知の本と出会いたい!

以上!

■四十路に突入して、読書始めいろんなことが昔より自由になっていく感じ。あと今回ので、やっぱりネットで読むより紙の本で読むのが好きだなーと思ったので、一手間掛けて本にしてくださった作家さんがた、ありがとござます!
あと、文中の敬称は略です。

by ゆにお

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