「感謝と祈り」第456話

自然療法の大家である東城百合子さんが立ち上げた「あなたと健康社」という会社があります。

ここで40年以上料理講師を務める米澤佐枝子さんは自身も40代の時に余命1年と宣告されるも、自然療法によって完治させた経験を持っておられます。

多くの命に向き合ってきた米澤さんの、人生の荒波を越えて前向きに生きる秘訣とは一体なんだったのでしょうか？

米澤さんが教えているお料理は、梅干しも味噌も漬物も全部手作りなんだそうです。

今はスーパーやデパ地下で何でも手に入りますが、出来合いのものを買って食べるだけではなく、やはり手作りが一番良いといいます。

でももし仕事が忙しく、子育てをしているのだったら、何か一品でも手作りして欲しいと米澤さんは仰います。

何故なら、料理で何が一番大事かと言えば、ビタミンＡでもＢでもなくてビタミン愛だから…。

ビタミン愛は成分表には出てこないけど、それが一番の栄養素なのだそうです。

全て手作りするのは、若いお母さんにとって、ハードルは高いかもしれません。

でも、何か一品でもいいから、手作りすれば、必ずお母さんの愛情が子供達に伝わると思います。

ほんのちょっとした手間や心遣いが、お母さんの手を通って、エネルギーとして食材に伝わるから、身体にもいいのです。

ここの料理教室に来る人は、病気を抱えた人も多く、殆どが癌だったり、アレルギーがあったりする人も多いようですが、最初は暗い顔をしていた人たちが、次第に笑顔になり、病気の事も笑って話せるようになるという。

まさに食事は命の源.…それを心の勉強ととらえて、口にするものはなるべく愛情をかけて作っていきたいと思います。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。