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「感謝と祈り」第141話
ある心理学の本で、こんな記載がありました。
「うつな人が、ますますうつになっていくメカニズム」という文章です。
なぜ、うつはひどくなってしまうかというと、うつな気分の人は、ネガティブなことのほうに目を奪われてしまうからだという。
うつな人と、そうでない人の心理テストを行ったところ、うつな人は、自分自身についてネガティブなことばかりをよく記憶し、ポジティブなことは無視する傾向にあることが明らかになった。
でも、気分が落ち込んだ時に、明るい事を考えよう…と思ってもなかなか出来ないものです。
では、そんな時は、どのようにしたらいいのでしょうか?
本書の中では、気になる事は、一旦置いといて、他の事に目を向けると良いとのアドバイスでした。
例えば、皿洗いをしたり、掃除をしたり、ガーデニングをしたりして、集中して作業をしている間はネガティブなことが頭をよぎらないそうです。
脳科学の分野でも、「脳は否定形を理解しない」と聞いた事があります。
子供に大事な器を落とさないようと注意をしても、落とすという行為に意識が向かい、緊張してかえって逆の結果になってしまう。
そうではなくて、「大事な器だから、しっかり両手で持って、ゆっくり歩こうね。」と意識させた方が落とす確率が少なくなります。
ネガティブな事に意識が向きそうになったら、ポジティブな事を考えるよりも、別の全く別の作業に意識を向けて集中してみる。
すると、少しずつ楽になれるし、ストレスと上手に付きあっていけるのではないでしょうか?
良かったら、参考にして下さいね。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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