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ENFJの私がMBTIを内省してみた【5分】

先日、中高時代の先輩と、思いがけず、ひさしぶりにお会いした。

ほかの人たちと別れてから、そのあと、ふたりでカフェでお茶をしていて、聞かれたんである。

「MBTI何?」と。

私は、不定期に何度か、診断テストを受けてみたのだけれど、何度受けてもその結果は同じ。

なら話は早いでしょうと思った、ところがどっこい、その結果(=自分のMBTIの4文字)をど忘れしていた。

苦し紛れに、

「あのー、ちょっと今思い出せないんですけど、あの、たしかオバマ大統領と一緒です」と答えると、

「オバマと友達じゃないから知らんわ」と返された。

当然すぎるーーー。

しかし、そのあと、こうも言われた。

「でもさ、ユミヨシちゃんは絶対Eだよね」

そう、その通り。

私はEである。

帰り道、ひとりで歩いていて、思い出した。

そうだ、私はENFJだった。

そんなこんなで、今日は、ENFJ(主人公)である私ユミヨシが、MBTIから導き出される自分の傾向について、内省する様子をお届けしようと思う。


ENFJ

今回受けた診断テストは、こちら。

私は、MBTIとは、個別の事象に対する言動や考えの傾向から、より普遍的な傾向を導くものだ、と考えている。

だから、MBTIの診断結果を見て、あれもこれも当たってる!と言うのは、ちょっと変な話(ゆる言語学ラジオで堀元さんもおっしゃっていた)かもしれない。

よって、私は、MBTIの診断結果をもとに、自分の傾向をあらためて把握、認識し、内省してみることにする。

よーいどん!

エネルギー:72%外向型(↔︎内向型)

外向型の人たちはグループで行う活動が好きで、人との交流を大切にします。自分の熱意や興奮感を表に出す傾向があります。

16Personalities

文芸創作は、ひとりで行う活動の究極的なものだ。

だから、プロの文筆家には内向型の人が多いイメージが、私にはあるし、あなたもそういったイメージを持っているかもしれない。

そうは言っても、外向型の文筆家がいないわけではないし、というか何人かはすぐに思い当たるし……。

しかも、外向型の私だって、それは72%の話であって、28%の内向型らしさも持ち合わせている、ということだしね。

何はともあれ、私は私なのだから、72:28の私だからこそできる文芸創作を、大人しくがんばろうと思う。

意識:85%直感型(↔︎観察型)

直感型の人たちは偏見のない心を持ち、想像力が豊かで、好奇心も旺盛です。独創性を大切にし、”起こる可能性が低いこと”や”隠された意味”に着目する傾向があります。

16Personalities

正直、この項目が、いちばん自分の知らない自分、という印象を受ける。

直感型の特徴にも、もちろん当てはまるんだけれど、私は物事をかなりじーーーっと観察するタイプだと自認していて、まさか85%もの高い値で、直感型だったとは、新鮮に驚いた。

もしかしたら、じーーーっと観察したうえで、最後は直感!というスタイルの可能性があるかもしれないなあ、とは、じっくり考えて思った。

偏見のない心=比較的バイアスをかけずに物事を見る傾向がある、と解釈したのだけれど、ほんとうにそういう傾向があるのであれば、創作にはかなりよい力が働きそうな気がする。

物事を思いがけない角度から眺めることで、ポエジーが生まれる、はずなので。

気質:78%感情型(↔︎思考型)

感情型の人たちは感情表現や感受性を大切にし、共感力や連携、社会の調和を重視します。

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思考型って何だかかっこいいので、思考型になりたかったなあ、というあまりにも浅はかな考えが浮かんだ。

まあ、思考型になれっこないことは、自分でもかなりちゃんとわかっていて、感情!感情!感情!ってな感じで生きている。

残りの22%の思考で、ゆきすぎる感情にときどきブレーキをかけている、たぶん。

感受性は、自分で言うのも何だが、とっても豊かで、豊かすぎて、こうやって定期的に文章でも書いていないと、自分の感情を処理しきれない。

共感力は、重視というか、大切にしてはいるけれど、共感しすぎると自分がしんどくなってしまうよなあ、と悩む、今日この頃のユミヨシである。

戦術:84%計画型(↔︎探索型)

計画型の人たちは決断力がある上、几帳面です。予見可能性、明瞭さ、”閉合”を大事にして、無計画に何かをするのではなく、整った環境に身を置いたり計画を立てたりすることを好みます。

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これも、84%と、僅差で2番目の高い値で、計画型と出た。

あれこれやりながら、ああでもこうでもないと言って軌道修正しながら進むよりは、圧倒的に、事前に筋道をある程度決めておきたい。

だから、メーターが100を振り切れるくらいの探索型の人と一緒にいると、驚かされたり、(私の勝手な立場からすると)振り回されたりすることもある。

けれど、最近はそれも楽しいなあ、わくわくするなあ、と思えるようになってきて、それはきっと、そうでもなくっちゃ自分自身を生きづらくしてしまう、ということを理解しつつあるからだ。

アイアデンティティ:60%激動型(↔︎自己主張型)

激情型の人たちは自意識が強く、ストレスに敏感で、自分の感情に”切迫感”を感じます。完璧主義な上に成功願望があり、自己研鑽に精力的な傾向があります。

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シンプルに、「激情型」の対立概念って「自己主張型」なんだなあ、と知って、ほほーうと思った。

あと、「完璧主義な上に成功願望があり」って書いてあるけれど、それって当然では?とも感じた。

だって、物事を完璧にこなしたい、ってことは、やることなすこと成功させたい、ってことと同義だと思う。

実際、私も元々は、かなりの完璧主義で、すなわち強い成功願望があった。

ただ、最近はその気持ちが薄れつつあって、よい意味で(そうであってほしい)うまくいかないことがあっても、まあそんなこともあるよね、って思う。

人の根本的な傾向は、そう簡単には変えられないけれど、ここのところの私の変化が如実にあらわれた、60%という数字だと思って、すこし、いやだいぶ、ほくほくしている。

ちなみに

私のMBTI情報、詳しくはこちら。

ENFJのなかでも、AかTかで言ったらTだ。

どうやら、「アイデンティティ」の項目が、AかTかをあらわしているらしい。

AとTのちがいがよくわからなかったので、こちらの記事を拝読した。

一般に、Tのほうが多数派と言われているらしい。

「改善志向」「反省的」という特徴もあり、今回の記事の題も「ENFJの私がMBTIを内省してみた」なので、大納得。

あらためて、MBTIってよくできてるなあ、と思う。

おわりに

今日の短歌

君たちは君たちの主人公であり私は私の主人公である/弓吉えり


私のMBTIは、ENFJ-T、主人公タイプだ。

実際、自分は主人公である、自分が主人公でありたい、といった気持ちは強いほうだと自覚してはいる。

けれど、それは、ほかの人たちを押しのけてでも、自分がいちばん目立ちたい、ということではない。

あくまで私にとっては、のエクスキューズがつくのかもしれないけれど、「主人公タイプ」という言葉を誤解しないでもらえたら、嬉しい。

私が、私を、私の人生の主人公だと考えているように、あなたが、あなたを、あなたの人生の主人公だと考えることを、心の深いところから尊重している。

誰だって、主人公になっていいし、主人公になれる。

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