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【222】効果的な個人面談の方法②

前回に引き続き、スタッフのチームワークが良くなる個人面談の方法②です。

質問①
そもそも個人面談をやってないけど、いつやっていましたか?
質問②
個人面談、どんな内容でされてましたか?
質問③
どんな事に気を配ってされてましたか?
質問④
スタッフへの上手い対応や声がけは?
質問⑤
お店全体への働きかけ方がありましたらアドバイスお願いします

について質疑応答形式でお答えしています☺
今回は質問④について。


質問①②③の回答はコチラ↓


◆質問④

スタッフへの上手い対応や声がけは?

◆回答①

教えを乞う。

◆回答②

ギクッとさせる。

◆回答③

「もう少し自覚を持った方が良いですよ」


◆回答①

教えを乞う

前回の質問③「どんな事に気を配ってされてましたか?」に対する回答で「本人にハラオチ(腹落ち)してもらう事を常に念頭に話し合いました」とお伝えしました。

今回はその続きです。
例えば・・・

「他のスタッフにいつもキツく当たるスタッフとの面談」

こういうスタッフは、人より細かいところまで気が付くという特技を兼ね備えた人が多いです。
そして責任感が強く自分にも厳しい。
だから仕事が早く売上も作れる。
だけど、
自分の価値観やスピードを相手にも求めてしまう
自分が認めた人には優しいけど目下だと思った人には厳しく当たる
自分が厳しく言われる事には極端に敏感
という弱点も持っている人が多いです。

このようなスタッフと面談をしたい(他のスタッフへの言い方を直してほしい)時は、こちらから教えを乞うベースで面談を始めていました。

「いつも細かいところまで目が届きますよね。先日のアレとか、昨日のコレとか。何でそんなに気が付く事ができるんですか?教えてほしい」と。

これはお世辞ではなく本心で。
人には必ず良い所があるから、そこは素直に取り入れて皆で共有した方が、店舗全体のレベルアップに繋がります。

人は「こうしなさい」と言われるより「教えて」と言われた方が嬉しい生き物です。
店長に「教えて」と聞いてもらったらきっと嬉しいと思います。
そして、自分の考えを話してくれたら否定せずに「すごい!」と全て受け入れて話を聞きます。

◆回答②

ギクッとさせる

その後に「ギクッとさせる」事を言ってました。
これは「他の人への言い方に注意しなさいよ」と直接注意する訳ではなく、人が評価されるときにどういう所を見られているかというお話をして、自分自身を振り返って「ギクッ」と思ってもらう事が目的でした。

伝え方としては、何気ない話の中で
「相手がどんな人かを知りたい時って、目上の人に対する態度より後輩や自分より弱い人に対する態度を見た方が、その人の本質が見えるんですよ。だから私は、新人さん(や後輩)への教え方が優しい人を見るとすごいな~と思うんですよね」といった感じで話していました。

そこで「え、私言い方キツいですか?」と聞かれたら
「え?そうなの?キツいと思いますか?どんな風に伝えるんですか?」と質問返しします。
そこから自分を振り返る話し合いを始めます。

◆回答③

「もう少し自覚を持った方が良いですよ」

「言い方キツくなっちゃう時もあるかもしれないんですけど、だって、あの人何回言ってもミスが直らないんですよ!お客様にも迷惑かかっちゃうじゃないですか!」
と言うスタッフ、いませんか?いますよね。ほらそこにも。いますよね。

「あれも直らない」「これも気付けない」「それもできてない」
と言うスタッフ。

そんな時のために、面談の冒頭で言っておくのです。
「いつも細かいところまで目が届きますよね。先日のアレとか、昨日のコレとか。何でそんなに気が付く事ができるんですか?教えてほしい」と。

その事をもう一度伝えます。
「さっき、何でそんなに気付く事ができるの?と聞いたけど、気付ける事って才能なんですよ。他の人が気付かなかったりミスをする方がぶっちゃけ普通。アナタのように沢山気付けるのはすごい事なんです」って。
その後に、

「アナタはもう少し自覚を持った方が良いです」

と言います。

言われた方は何の事かと思ってビックリしますよね。
「自覚を持て」って、厳しい言い方ですからね。
何に対しての自覚かというと

▶「他の人が出来ないんじゃなくて、アナタが出来る事がとても多い事を自覚してください。すごい才能を持っているんだって自覚してください。影響力があるんだって自覚してください。
「まじですごいと思います」と。

▶「アナタからすると他の人が仕事遅くて信じられないかもしれないけれど、周りから見るとアナタが仕事早いんです。」
「それをしっかり自覚して!」と伝えています。

▶「影響力があるからこそ、伝え方ひとつにも気品を持ってくださいまし。皆アナタには一目置いていますから

と伝えると、面談相手は納得してくれます。
何故かというと、今までしてきた事をネガティブ否定していないから

こちらも嘘は絶対につかないように。
お世辞を並べないように。
相手の良い所を120%引き出してレベルが上がるように意識して話します。

◆ゴール

ゴールは「面談相手がポジティブに行動するようになり、店舗全体に良い影響を与える事」です。

そのためには「言い方変えてください!」と言うのではなく、自分の良い部分に沢山気付いて他人に優しくなってもらう方が効果的です。

最初から完全にうまくできる事は少ないと思いますが、何か参考になれば幸いです🥰

(関係ないけど今回で222回 にゃんにゃんにゃんです♡いつもお読みいただきありがとうございます!!)

次回はこちら

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