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【6】営業再開したら、親指、痛くなります

営業 再開しました。

拇指(ぼし・親指) 痛くなりました。


以下、私が日頃 心掛けていた事です。

・休業前は1日400分以上施術していて、拇指(親指)ストレッチは毎日していた

・休業中も指立て伏せをして、筋力低下を防ぐ努力をしていた

・久々の施術時は負担のかからない施術方法で圧した


それでも痛くなりました。ヒアリングの結果、他のセラピストも全員痛くなっていました。

しばらく現場から離れるとこんなにも早く衰えるものか…とショックでした。が、こればかりはいくら予防線を張っていても、どうしようもない現実です。

今日は、「営業再開前に準備しておいた方が良い事」「再開後の指のケア」をお伝えしたいと思います。

新人セラピストさんの指のケアにも使える内容なので、何年か経った後もぜひこの内容を伝授してあげてください。


営業再開する前に準備しておくこと

①爪を短くしておく

セラピストとしては当たり前のケアですが、この休業中、気付いたら爪が伸びてしまっている…という方はいませんか?

特にボディケアを行うセラピストは、普段から指先に圧力がかかりやすいので、親指の爪が平らになっている方もいると思います。

平らな爪が伸びると爪の両端が厚くなってしまい、次に施術をする時に更に大きな圧力を受けることになってしまいます。今のうちに短く切って、爪の端が尖ってしまっているようならヤスリで整えることをオススメします。

画像1


②指立て伏せキープで筋力低下を防止する

「え~私そんな事できないっ」と思ったそこのセラピストさんも、手を床につけて、指で上半身を支えてみてください。

意外とできちゃうはずです、そんなアナタは立派なセラピストです!

<1>四つん這いになって(腕立て伏せの格好で)膝を付けたまま、5本の指で床を掴む。

ゆび1

<2>適度に拇指(親指)に負荷をかけてみてください。拇指に体重が乗る感覚が分かってきたら、その場で動かずキープしましょう。

ゆび3

<3>キープ時間は10秒でも充分です。出来た自分を褒めて、毎日続けましょう。


営業再開後の指のケア

事前準備をして、無事に営業再開できた方、おめでとうございます!

お客様との久々の再会、久々の施術

本当に嬉しいですよね。

そんな営業再開後に、「指が痛くなってしまって戦線離脱」では勿体無いです。すぐに出来る実践的なケアをご紹介いたします。


①親指を冷やす(アイシング)

久々に1日使った拇指(親指)は負担がかかって熱を持っています。

まるで新人研修で毎日「指が痛い~」と言っていた頃のようです。

そんな指を冷やして労わってあげましょう。

保冷剤がオススメですが、無い方は、帰り道にご褒美のハーゲンダッツを買って拇指に当てるのもオツです。


②親指周りの筋肉をほぐして緩める

ご覧の通り、手は沢山の筋肉で構成されていて、母指球筋は短母指外転筋、短母指屈筋、母指対立筋、母指内転筋から成っています。

手筋肉

合谷(ごうこく)と呼ばれるツボのある位置をしっかりほぐしてあげてください。

ゆび5

こうやって見ると私、人差し指のリフレタコ大きいですね・・・。

【ほぐれる筋肉】◯短母指外転筋◯短母指屈筋◯母指対立筋◯母指内転筋


③ストレッチをして筋肉を緩める

ほぐしたあとはストレッチ。皆さん普段から無意識にしているであろう動きですが、どこの筋肉が伸びているのか、今一度おさらいしましょう。

①母指内転筋と拇指球筋のストレッチ

<1>ストレッチさせる親指全体をおおうように、もう一方の手の親指と人差し指でしっかりと適度につかみます。(このとき,肘は曲げておきます。)
<2>親指をゆっくりと外側に開き、母指内転筋をストレッチします。【gif動画。】
<3>そのままストレッチさせている手のほうの肘をゆっくり伸ばして、両手を前に出しましょう。母指内転筋だけではなく母指球筋もストレッチされます。

画像6

【ほぐれる筋肉】◯短母指外転筋◯短母指屈筋◯母指対立筋◯母指内転筋


②拇指球筋のストレッチ

「good!」の反対「ブーイング!」のジェスチャーでゆっくりと母指を伸ばすのも、母指球筋のストレッチになります。私は施術中に取り入れています。

ゆび4

           👎!!


③手首~肘周りのストレッチ

<1>床に手を付き、指先を身体の方に向けます。

うで1

<2>肘を伸ばしたまま体重を後ろに移動します。

うで2

指から肘にかけての筋肉は繋がっているので、肘の内側をしっかりストレッチすることで指の疲れを軽減し、腱鞘炎防止にも繋がります。


④無理しない施術方法を身に付ける

久々の施術で心掛けていただきたいのは、「基本に忠実に」という事です。

休業が長引いて施術に不安がある…そんな方もいるかもしれませんが、逆に長年ついてしまったクセが抜ける絶好のチャンスでもあります。

基本の拇指圧迫は「まっすぐ入れて」「まっすぐ抜く」です。

余計な動作は要りません。

拇指に負担がかかっている時は、普段より更に「圧を入れる時より抜く時」を意識してみてください。

(意外と、圧を抜くときに親指にクセが出ている方が多いです)

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