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「なんとかしてあげなくちゃ」は手放していい理由

こんにちは、ゆみです。

組織のリーダーやマネージャーに対してコーチングしたりとか、人の育成、関係性のマネジメントのお悩みを扱うコーチです。

体系だった知識も、もちろんわたしは学んできたのですが、比較的人のマネジメントや関係性を変えていく上で、現場で本当に使えるように実践で覚える形式のコーチングや人間関係のお悩みを扱ってきました。

今日はですね、よくそんな現場のクライアントさんからいただくお悩みについて回答させていただこうかなと思います。(個人を特定するような内容ではないよー)

本当に多く聴かせていただくお悩みは、
「セッションや1on1の場で成果を出してあげないといけない」という思いや、
「相手をなんとか助けてあげなくちゃ」
みたいな思いが強すぎちゃって焦るんです。というお悩みです。

焦る、これはめっちゃわかるんです。本当によく聞くお悩みです。

実際、過去のわたしもぶち当たりました。

今日のnoteは、全部何とかしてあげなくちゃみたいな思いが強いけれど、うまくコミュニケーションで成果が出ていないんですという人に向けて書いています。


他者を支援することに時間をかけられる人は尊い

対人支援のお仕事をしている人たちやマネジメント職をしている人たちは、とても根は貢献心が強い人たちが多く、成果に対する責任感が非常に強い人たちが多いと感じています。

これら思いはすごく尊くて大切な思いです。

本当にここだけは断言する!

みんなすごい、人を支援している仕事をしている人は本当にすごいんですよ!だって自分の時間を他者のために使うことを大事にできる人たちなんですよね。

全力で言う!みんなすごい!!

全部やってあげなくちゃは苦しみも生む


一方で、人を支援していると、感謝もされるしやればやるほど成果が出ることもあります。

わたし自身も支援職を始めてから、「なんていい仕事なんだ!」と感動して、どんどん相手に貢献したくなって、何でもやってあげたくなっていた時期があります。

しかし、自分が相手をなんとかしてあげなくちゃいけないという思いが強すぎて、支援する側が必死に成果を出してあげたいという思いで、焦りを感じる、必要以上に時間をかけてあげたりするものの、相手になかなか響かなかったり、思ったような成果にならないこともたくさんありました。

管理職をやっている方からも、お話を聞くと、「全部自分が背負わなくちゃと思ってるから、なんとかしなくちゃと思って1on1とかでも焦る」「でも相手に全然響いてなくて、どうしたらいいかわからないんです」という話をよく聞かせていただきます。

わたし自身、コーチとして駆け出しの頃や、育成を社内で担当し始めた時、NPOで責任者をやっていたとき、全部共通してここで躓きました。

当時のことを書いたnoteはこちらです。

全部を抱えてしまって、逆に仕事側回らなくなるなんてことも多くありました。
周りが、頑張っているのにリアクションしてもらえないと悲しい気持ちになったりすることも少なくなかったです。

相手の人生を代わりに生きてあげることなんてできない

3年ほど前、大きくこの考え方が変わった出来事がありました。

今の組織に入り、実際にコーチングをより体系だって学び実践研修をどんどん始めたタイミングの時でした。

セッションをどんどんやってフィードバックをもらうのがうちの組織のやり方なので、めちゃくちゃ研修はスパルタだったんですよね。

当時の私のセッションは、きっと相手のためになろうとしすぎて、無駄にたくさん話しちゃったり、焦りの中で頭が真っ白なりながら

「次何を言えばいいんだろう?」

みたいな思いで頭がいっぱいになっていたのを覚えています。

そんなわたしの状態に気づいたのか、私のセッションを見てくれていたプロコーチの方に、

「ゆみさんは、何で焦っているの?いまはゆみさんの時間じゃ無くて、相手のための時間だよ?ゆみさんが成果を出す時間じゃないよ」

というフィードバックをされたんです。

これは本当に割と衝撃で。

超ショックでした。

穴があったら入りたいレベル。

スターが立つ予定だったステージを「きっと不安だろうから!!」って勝手に想像して、呼ばれてもいないのにステージに立って歌い出したマネージャーみたいなイメージが一気に湧きました。

今、思い出しても超恥ずかしい。
顔から火が出そう。

言われた瞬間に、自分が勝手にクライアントの人生を勝手に背負いすぎていることに気付きました。

わたしが提供するのは、わたしが相手の人生を背負って成果を出すことじゃない、相手が自分の人生を自分で背負い成果を自分で出すのサポートをするのが支援者の役割だったんです。

舞台袖で、ステージ立つ主人公の背中を守る、不安だったら背中を押してあげるのが私の役割なんだと理解してから、すごく気が楽にもなり、よりセッションがいい時間いなり始めたし、他者との関係性にも力が抜けるようにもなってきました。

自分がやれること、相手がやることを分ける

結局はここに尽きるのかもしれないですね。

コーチや支援者ができることはもちろん全力でやる必要があるけれど、本来はクライアントや支援先の方がやらないといけないことまで、やってあげちゃうと、相手の成長の阻害にもなってしまうし、コーチ自身も疲れすぎて本当に良い支援ができなくなってしまいます。

心から、相手のためになる支援をしていくということは、「全部やってあげる」ということではなく、自分ができることは全力でやるが、支援先の方が心から成長できるように対等に向き合っていくということが何よりも大事だと感じます。

管理職の皆さんにも、これをお伝えすると少しホッとされた顔をして、

「本当だ、全部やろうとしていました。」
「もうちょっと、肩の力抜いていんですね」

とお話しいただき、その後メンバーとのコミュニーションも少しずつ良くなっているとおっしゃられることがとても多いです。

責任感も人一倍強いからこそ

きっとこのnoteを最後まで読んでくれた人は、人一倍責任感も強く頑張っている人が多い気がします。

だからこそ、一人で悩みを抱えてしまうことも多いのではないかなと思います。

あなたの悩みは頑張っているからこそ悩みなんですよね。

頑張ってきたからこそ、少し背中を預けられる人として、誰かを頼ることも大事です。
あなたのことは、あなたにしか救えない。でもあなたが自分で救われるようになるために背中を押すし、一緒に横に立つことができます。

必要に感じた時は頼ってください。

一緒に考えさせてください。

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・職場にいる、自分が嫌いで、変えていきたいと思っている人
・上司部下の関係に悩んでいる人
・上記のお悩みに対して、サポートする仕事をしたいと思っている人
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