子どもと若者の学びや育ちを社会全体で支える。「夢職人」とは?
みなさんはじめまして。認定NPO法人夢職人です。
東京の下町、江東区に拠点を構え、子どもや若者の成長を支援するさまざまな社会教育事業に取り組んでいます。
「教育」と聞くと「学校教育」や「家庭教育」が思い浮かびますよね。でも、「社会教育」も大切な教育機会の一つです。「学校・家庭以外の広く社会で行なわれる教育」を指します。
今日は、夢職人の自己紹介をさせてください!
*
1.目指している社会
夢職人は、以下のVision・Missionを掲げています。
Vision
生まれ育つ環境に関わらず、心身ともに健やかに成長できる社会
Mission
子どもと若者の学びや育ちを社会全体で支える
私たちは、生まれ育つ環境を選べません。
ある程度の年齢に成長するまでは、「たまたまその場所で生まれた」「たまたまその学校に通っていた」という「偶然」の要素が、その成長に与える影響が大きくなります。
だからこそ、どこでどのように育つのかに関わらず、誰しもが心身ともに健やかに成長できる社会であるべきだと考えています。
では、そういった社会を実現するために何が必要か。
私たちは「子どもや若者の学びや育ちを社会全体で支える」ことが必要だと考えています。
「家庭」や「学校」が、子どもや若者の成長にとって重要な場であることは間違いありません。しかし地域社会の希薄化により家庭や学校が担う役割が次第に大きくなり、弊害も生まれています。
親や先生だけ責任を求めるのではなく、社会全体で子どもや若者の成長を支えていく。そのために、機会作りや仕組みづくりに、取り組んでいます。
2.いつから、どのように始まったの?
2004年に設立し、2008年にNPO法人となりました。
設立メンバーはもともと、ジュニアリーダーとして江東区の子ども会に従事し、様々な活動を行なっていました。子ども会活動は、まさに「社会教育」の一つです。
しかし時代の移り変わりとともに、だんだん子ども会活動の縮小が余儀なくされていきました。
このままでは、「社会教育」が地域からなくなってしまう。
そう考えたメンバーが中心となり、行政から独立した民間の組織を立ち上げることにしました。それが「夢職人」です。
2004年の設立以来、継続的に活動を続け、2021年1月で丸17年が経ちました。2018年には東京都から認定を受け、「認定NPO法人」となっています。
3.何をしているの?
「社会教育」に関する事業として、主に以下の事業を行なっています。
※現在は一部休止・縮小している事業もあります。
1.キッズクラブ(地域子ども体験活動クラブ)
小学1年生〜中学3年生に対して、年間を通して「体験型教育プログラム」を提供する会員制のクラブです。
「野外活動・自然体験」、「スポーツ・レクリエーション」、「文化・芸術活動」など、子どもの興味・関心に合わせて多彩な活動を行っています。
2.ネイチャーキッズ
全国各地で様々な体験活動を推進する団体と連携し、ツアーの企画・運営をしています。
「安心・安全」を第一に、本格的な体験ができる多彩な教育キャンプを、首都圏から提供しています。
3.プレーパーク(冒険遊び場)
都立木場公園で実施しています。「危ないからダメ」と禁止するのではなく、子どもの自由な発想や、やりたい遊びを大切にしている場です。
子どもたちは、自然の素材や廃材、様々な道具などを自由に使い、思い思いに遊ぶことができます。
4.Eduwell Journal
「子どもと若者の成長を支えるWEBメディア」として2013年に創刊し、以来毎月発行しています。
教育や福祉などの各分野の実践家・専門家が記者となり、各現場から見えるリアルな状況や専門的な知見をお伝えします。
5.Table for Kids
コンセプトは、「まちのみんなの力で、子どもの食から支える」。
経済的な事情を抱える子育て家庭への、新しい「食」支援の取り組みです。
まちの飲食店等で利用できるデジタル通貨を発行し、登録家庭はスマートフォンのアプリで簡単に利用(QRコード決済)することができます。
6.ユースボランティア
私たちの団体には高校生~社会人まで、多様なボランティアスタッフが所属し、活躍しています。
単に活動を支えるだけではなく、ボランティア自身も成長することのできる場と機会になることを大切にしています。
*
子どもや若者の成長を支える一端を担えるよう、私たちができることに精一杯取り組んでいきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。