見出し画像

K-POPオタクの醍醐味「アルバムを積む」ことをやめてみた

前回の「オタク、疲れた。」の記事からちょうど2ヶ月ぐらいですね。今は、疲れたという気持ちが当時よりは落ち着いております。

記事の中でも、自分のオタク活動におけるお金のかけ方を見直してみるぞ!ってお話をしたのですが、早速4月の末に好きなグループのカムバがありまして、いい機会なので私の中ではかなりの挑戦である、アルバムを積むという戦線から一旦離脱してみました。


● そもそもアルバム(CD)を積んでいた理由


〇 好きなグループに貢献したかった

まあ、まずは第一にこれですね。というか、ケーポオタクの中では当たり前になっていることではありますよね。

日本のアイドルとかでも、もちろんCDの売上は記録として言われたりしますが、韓国のアイドルを応援していると日本以上にアルバムの売上が大切だったりしますよね。
音楽番組の順位の判定基準になるのが一番大きいかと思いますが、最近はもう予約枚数過去最多のタイトルの奪い合いみたいになっているところもあり、ますます過激化してるなあと思います。

単純に私は、好きなグループが精神と体力を削りながらファンのために作ってくれた作品を1位にしたい、いい成績をあげたいという気持ちからアルバムを積んでました。
まあ何百万枚の販売数のうち、自分の買える量などたかが知れてるわけですから、微々たるものなわけですけど、それでも日本(他国)からグループのために直接的に出来ることって意外と少なかったりするので、目に見える形で「好きなグループに貢献してる」感がありました。

〇 オフラインイベント・オンラインイベントへの応募が出来る

シリアルナンバー付きの紙がついてきてイベントに応募出来る!ってやつですね。

正直私はあまり対面イベント系が好きでは無いので、これはまあおまけで…とは言いつつも、毎回のように有難いことに当たっていたので、なんとなく自分の中で応募して、当たらないと物足りない!みたいな中毒状態に、今思えば最終的にはなってました。
お金をかけて、当たるか当たらないかみたいなギャンブル要素もあるので、それが楽しかったりもしました(笑)

● なぜ「アルバムを積む」ことをやめたのか

〇 お金の使い方を見直したかった

私は本当に、オタクに関わることにお金を使い始めると止まらない性分なので、最初はこのくらいなら大丈夫と許容範囲内に積んでいたアルバムの枚数がカムバの度にどんどん増えていき、「あれ?これ大丈夫か??」とだんだん不安になっていました。

不安になったタイミングで、自ら控えめにする・枚数をセーブすることができる性格ならよかったのですが、買うならとことん買いたい!働けばお金は戻ってくるんだから!と思ってしまう性格なので、最終的に自分の家の床が抜けるんではないかくらいアルバムが増えてしまい、これはまずい!と思ったのもきっかけの一つです。

〇 「同じものが何枚も届く」「同じものがいくつも手元にある」ストレス

私は元々、あまり物が沢山ある状態が好きではないこともあり、同じアルバムが何枚も何枚も手元にあることが結構ストレスでした。

今度これについても書こうと思うのですが、自分のオタク活動を一度見直そう!と思って行動した中の一つがグッズやアルバム等の断捨離です。
そのタイミングで断腸の思いで、結構手持ちのアルバムの数を減らしました。それまではずっとメンバーが思いを込めて作ってくれたアルバムだと思うと捨てられず全て取っておいてました。
ただ、「もうこれ、どうするんだ。」てくらい数が増えてしまって、それがすごくストレスでした。(笑)

〇 アルバムを心から楽しめていない自分に気がついてしまった


これは本当に、あくまでも私の話ですが、だんだん「アルバムを積むこと」がカムバの大部分になってしまって、肝心な「アルバムそのものを楽しむ」ことが出来なくなってしまっていることにある時きがついて。

カムバを迎えるたびに大量のダンボールが届き、開封に追われ、トレカの整理をし、シリアルを打ち込んでイベントに応募して……と作業に追われてしまい、肝心のアルバム本体を楽しんでいる時間がほとんど無いことに気がついて。どこかで疲れている自分、いるよね……となり(笑)
これって本当に楽しめてるって言わないよなあ、本来アイドルはアルバムそのものや曲を楽しんで欲しいと思ってるだろうに、私は何をしているんだ……?と我に返りました。我に返ったらオタクって終わりなのよ。

〇 自分も例に漏れず「オフイベ・ヨントン応募の沼」にハマってしまった

やっぱり、当たれば当たるほど人間、「次も当てなくてはいけない」という気持ちになぜかなるもので。

そういうイベントがそもそも得意では無い性格のはずなのに、今考えてみると、いつのまにかイベント応募の沼にハマってたなあと今では思います。
もうね、何よりも、うわ!!!当たった!!っていう時の高揚感がやばいんですよ。私はイベントそのものがどうこうよりそっちのギャンブル感に対する沼だった感じもあります。(笑)

● 実際、「アルバムを積む」ことをやめてみた感想

〇 後悔は全くなし!!

オタクというものに疲弊していたこともありますが、案外するっとやめられました。「やっぱり買えばよかった!!積めばよかった!!」と思った瞬間は、ぶっちゃけ無いです。(笑)

私の応援しているグループはもう売れっ子中の売れっ子なこともあり、自分一人が買わないくらいでどうこうなるグループではないので、「私が積まなかったからだ…ごめんな…」と思う瞬間は1ミリも無かったです。ま、オタクなど自己満足の世界ですからね。

〇 とはいえ、「貢献していない私はオタクと呼べないのではないか」という自責の念はあった

今までは、「お金をつかってなんぼ」という精神でオタクをしてきたので、オタクの醍醐味であるカムバという期間にアルバムを積むという形でお金を使わないことに対する罪悪感はもちろんありました。

まあでも、「これまでお金使ってきたし、許せ……!」という気持ちと、「別にこれからも公式にお金使うことには変わらないしな」という気持ちになれたので、私なんて……オタク失格!!とかそこまでのネガ思考にはならなかったです。

「積んでる人のおかげで稼ぎがあって、そのおかげで露出があるんだから感謝しろ!」みたいな意見よく見るのですが、「それはそうだと思う!本当にありがとうございます。」の一言です。

アイドル自体がビジネスではあるので、「FC入ってないしグッズも買えないし、アルバムも買えないけど好きな気持ちがあったらファンって言っていいですよね……ッ!」っていう考えには全然同意できないので、お金出してる人が一番オタクの中で偉い理論も理解はできます。理解出来ますし、特大の感謝もあります。ありがとう!!!!!
でも私も別のところで公式にお金使ってるし、まあそこは目を瞑ってくれ!って気持ち。

〇 アルバム1枚1枚を大切にできる自分に感動した

もうこれが今回のアルバムを積むことをやめてみた1番のメリットと言っても過言ではない。

本当に、アルバムの開封が楽しかった!!!そして、アルバム一つ一つを大切にできて、中身も楽しんで見れて、綺麗に飾って楽しんで、「あー……これがカムバの楽しさだよな」と再認識できた。
そもそもさ、本当に、物を大切にすることって心の豊かさに繋がるよね。アイドルオタク疲れたと思ってた中、本来の楽しさを思い出せたことに、本当に意味があったと思う。
やっぱり疲れたり、何かに追われてるような気がしながらオタクをするのは、違うんだよな。

ちなみに私は今回、1形態につき保存用と飾る用で2枚ずつ買って、3形態あったので計6枚買いました。
ランダムで好きなメンバー当たって本当に嬉しかったしすごく大事にしてる。見てるだけでにこにこしてしまう。
アルバム沢山買ったら出てくるのが当たり前だったから、今回枚数が少ない分ランダムも純粋に楽しめて、「いや、本来これだよな?!」となりました。

〇 オフイベ応募沼からも完全に抜け出せた

これはもう胸を張って、完全に抜け出せましたね!まあ、前述した通りそもそもここに重きを置いていなかったオタクということもありますが。

本国の激近で何往復もやり取りできるペンサとかと違って、日本のオフイベは本当に数秒しか時間が無いっていう世界だし、今考えても何十万もかけてすることか?!というのが私が経験してみて言えることですね。
まあ良い思い出も沢山あるけども、だからってお金を無理して使ってまで行くのは、果たして……どう?という感じです。現時点での私個人の感想としては、になってしまいますけどね。まあまた行きたい!ってなるかもしれないけど、今のところはなさそう。

そもそも元々私は好きなアイドルにはあくまでも夢の中の王子様たちでいてほしいタイプなので、コミュニケーションをとれたり、あまりにもアイドル
を身近に感じてしまうオフイベ・ヨントンは今考えてもちょっと苦手だったなと。
毎回なんで応募したんだろって吐きそうになりながら参加してました(笑)それも含めていい思い出ではありますが。

ちなみに、6枚買った分のシリアルは、イベントではなく直筆サインの方に使いました!見事外れましたけど、まあこの枚数じゃね。
でもシリアルを売ることは絶対にしたくないので自分で使いました。そして今後も絶対シリアルを誰かに譲ることは無いですね。
本当にね、シリアル売ってる人!自分の好きなアイドルの不利益になるって気づいてくださいね!シリアル欲しい人は自分でアルバムを買いましょう!もちろん初動に反映される期間中に^^

● アルバムを積むのをやめてみたオタクの総括

今回積むのをやめてみたタイミングで、悲しいことに自分の好きなグループのアルバムの不法投棄の件がネットで話題になってしまいました。

本当に怒りと悲しみで、気分がしぬほど悪くなったと共に、不法投棄はしなくとも「必要のない枚数のアルバムを買っているオタク」は沢山いるんだろうなと思って、この現状ってどうなのかな〜と改めて考えさせられました。

そして、改めて考えた結果、積むのをやめてみてよかったなと。オタクの仕方はもちろん人それぞれだし、アルバムを積む人を否定する気は全くないけど(そもそも私もしていたわけだし、これから気が変わってまたするかもしれないし笑)、
私は私なりの信念を持って、「皆がしているからする」ではなくて、疑問に思ったり、自分が幸せじゃなくなったり楽しくなくなったら一旦立ち止まってやめてみる、改めて考えてみよう!幸せに信念を大切にオタクをしていこう!とまた心に誓いました。

積むのをやめてみてすごく私自身、心が軽くなったのはもちろん、「やっぱり楽しい!幸せ!素敵な音楽をありがとう!」と改めて思えて、いいことしか無かったなと思ってます。

積むことが義務のようになりつつある人、積むのに疲れた方は一度休んでみたら新しいオタクの在り方が見つかるかもしれませんよ。

ではまた!ゆめのうさこでした。
もう少し更新率あげたい〜


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?