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「パッと演奏したいの」という生徒さんの本心

こんにちは、ウチダユメミ(@yumemi_uchida)です。

山梨に移住してきて5ヶ月目に突入。
農家しながら、音楽活動しつつ、毎日note更新してます。

* * * * *

今日は、演奏中の頭の中の話。

以前いらしてたご年配の生徒さんに
「パッと何も考えずに演奏したいの。
 だって、上手な人ってラクに簡単に吹いちゃうじゃない?
 何も考えなくてプゥっと吹けちゃうじゃない?」と言われた。

もし、
私が吹いてる姿を見て、「ラクそうに吹いてる」と
思われたなら喜ばしい事!
(オーボエって常に苦しそうって言われるから)

ただ、レッスンでいろいろ、お伝えしてるのだけど、
あまり伝わってなかったのかなぁ、と反省も。

人にもよりますが、
演奏中の頭の中って、何も考えてない人はいなくて
むしろ、物凄い勢いと量の情報処理をしてる。

身体の動きやアンブシュア、息のこと、
リードのこと、音楽的な側面、
響き、倍音とか
お客さんの反応などなど。

もっといろんなことが駆け巡ってる。

というか、何も考えずには演奏できなくって。

逆に(今思えば)、
その生徒さんの希望が「何も考えずにオーボエを吹く」ことだったのか・・・

だとしたら、私はどう導けたのか?
「何も考えずに吹けるようになるまで練習してください」って訳にもいかないじゃない?
練習中だってめっちゃ頭の中、
たくさんのことが絶えず駆け巡ってるんだもの。

生徒さんの希望とはかけ離れてしまうのだけど、
アマチュアさんのレッスンで
そこの折り合いは常に悩みです。

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