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お客さんは審査員じゃない

こんにちは、ウチダユメミ(@yumemi_uchida)です。
今年は8月の上旬まで梅雨だそうです。
暑いのもしんどいですが、ジメジメが続くのもしんどいですね。
体調に気を付けてお過ごしくださいませ。

* * * * *

さて、今日のタイトルの
「お客さんは審査員じゃない」ですが、
先日、広瀬香美さんご出演の「しくじり先生」を視聴してましたら
音大出身の広瀬香美さんは昔、
『お客さんは全員、審査員だった』と思ってたとのこと、
その感覚がようやく抜けて、
お客さんが自分の歌を待ってくれてると思えるようになった、という内容だったのですのですが、

ものすごく響いてしまって、
自覚がありすぎて、
笑いながら視聴してた夫の横で私は号泣したのでした。
(なんというコントラスト)

その言葉を聞いた瞬間、
こころの中でガラガラガラガラって音がなり、
「千と千尋の神隠し」で白龍が『琥珀川』って名前を聞いた瞬間みたいな。
例え話で脱線しました。。。

きっと、音楽を始めた時はただただ演奏するのが楽しかったはずなんです。
いつから、そういう感覚がしみついたのか。。。
音楽大学(実技試験)、オーディション、コンクールなどなど
演奏してる時は審査されることが多かった。
その感覚、まだまだ抜けてなかった事にも気付いてしまった。

アンサンブルする時も
ずっと隣の人に審査されてる感覚だったなぁ、と。
染み付いてるなぁ、、、
音楽に向き合えてたのか?
お客さんを無視してる事になってたのではないか?

そんなことが頭を一瞬にして駆け巡ってった。

それと同時に、
「ほんと、そうだ、お客さんは審査員じゃないんだった〜!」って
妙に腑に落ちたのでした。
審査員という感覚がありすぎて、楽しませる感覚が無さすぎた。

そんなのこと、ごくごく当たり前のことなのに。

最近でこそ、コンサートは楽しくなってたけど、
さらに楽しく向き合えそうな気がします。
(まだまだコロナで難しい時期ですが)

そして、
もうそんな審査される時期は『卒業』したんだよ、私。
もうとっくに卒業してるんだよ。

こんな私にも「ファンです」と仰ってくださる方がいます。
審査員じゃなくてファン。
そんな方々に楽しい音楽、楽しい時間、空間を届けたい、
改めて思ったのでした。

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