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【小説】白い脚【後編(完)】
お互いの躰の事はよくわかっている。
ここ3ヶ月、婚約破棄のショックで仕事もやめてしまい今は週に3回のアルバイトが私の仕事だ。
その間、拓己の家を行ったり来たりする間、何度となく躰を許していた。
拓己が私の中に指を入れて良い所を刺激する。
拓己の躰のたかが指一本、そんなわずかな一部で私の躰は言う事を効かなくなって、腰を浮かしてしまう。
避妊具を使った相手にもこんな風に強く快感を与えて楽しんでいたの
【小説】白い脚【前編】
早く家へ帰らないと。
そう思う気持ちと裏腹に私の頭はどんどん重くなる。
鎮痛剤の類は、どこかにあるだろうかと、申し訳ない気持ちで彼の家の中を探る。
目に飛び込んで来たのは、知らない街のレシート。
缶ビール2個につまみ、見たくもないが避妊具の名前がカタカナで書いてある。
(他の人とする時は、ゴムしてんじゃん。)
私の中にそんな気持ちが芽生えてしまった。
拓己は、とても優しい。優しすぎるくらい。3歳