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歩けることの幸せを戒めた!

高年齢になって気になる優先順位はお金よりも健康だ。
歩ける幸せは70歳に近付いていても分かっているようで分かっていない。
誰のことでもない私のことだ。
今日は歩くことの大切さを戒めようと思う。


知らない街を歩くつもりで近所を歩く

田舎暮らしをしていても毎日田畑に行って汗を流す人はまだましだ。
私のようにインドアが生活の中心になっている者は未来が怖い。
車でなければ買い物にも行けないから歩くことがない。
都会に住む人と比較すれば圧倒的に歩く歩数は少ないだろう。

継続しているウォーキング

定年退職後に始めたウォーキングは毎日継続していることのひとつだ。
しかし継続できているのは妻のお蔭だ。
ひとりだったらおそらく色々理由を付けて歩かなくなるのは目に見えている。

この時期は朝食後に2キロ程度のウォーキングをしているが、車道や踏切を横断しなければならないため雨の日はやむなく休んでいる。
傘を持って歩くのは危険だからだ。

そう言いながら朝カーテンを開けて雨が降っていれば「やれやれ今日は歩かなくて済む」と思う。
だから本音はやむなく歩くのを休んでいるのではない。

多少の雨なら歩こうとする妻に、「今日は雷雨が強まるから止めておこう」と説得する。

もう少し気温が上がれば朝食前にしぶしぶ歩くことになる。

歩かなければならない理由

4月になってから90歳の義父が亡くなった。
妻の父親だ。

小さな工場を自営しながら人生を全うした穏やかで優しい人だった。
その義父が晩年歩くことが困難になり寝たきりになっていく姿を見ながら、まるで自分の未来を見ているように感じた。

義父も車生活が長く、仕事を辞めてからも意識してまで歩くことをしなかったからか老化と共に足腰が弱っていったのだ。

今意識して歩き、筋肉の老化を遅らせておかなければ、同じような未来になるだろうと思うのだ。
そう思いながらも歩くことを怠ってしまいがちだ。

いつものウォーキングコース

これまでにも書いているが、旅に出ている時にも毎回早朝ウォーキングをやった。

近所を歩くのと違い、知らない街を早朝ウォーキングする時は比較にならないほど楽しく思える。

そうかと言って家の近くのウォーキングコースが悪い訳ではない。
他の地域の方が、わざわざウォーキングやランニングを目的に来られるほど環境がいい。

水田の間にある舗装された農道を通り、川の堤防を歩くコースだ。

今日もツクシやイタドリの成長を見て、河べりの木々に新芽が吹きはじめている光景を見ながら歩いた。

しかしこれが日課になると平凡で楽しさを感じられない。
歩く環境に恵まれない人にしてみれば贅沢な話だ。

車中泊旅でウォーキング

車中泊で旅をしている時は色んな街をあるいた。
兵庫県なら姫路城だ。

姫路城の東側にある姫山駐車場で車中泊をした。
近くに公衆トイレのある、街中では貴重な車中泊可能な有料駐車場だ。

日が沈むころ姫路市立美術館の南側から姫路城内に入り、24時間開放されている三の丸広場に向かう。

夕暮れ時にこの辺りを歩くのも悪くはない。
観光時間ではないので大天守へは行けないが、昼にはない姫路城を見ながら歩くことができる。

ほんのりと光る外灯があるので危険はない。

次の日の早朝ウォーキングも三の丸広場を通って大手門から城外へ出る。
大手門前の桜門橋から姫路駅まではちょうど1Kmだ。

私は駅まで続く大手前通りの1本東の本町商店街とみゆき通りを歩いた。
姫路駅付近をうろうろしてから姫路城に戻り、堀にそって一周したら約5キロ弱で所要時間は1時間だ。

この姫路城を時計回りに一周するだけなら2Kmで、ウォーキングの所要時間は25分ほどだ。

県内ということで何度も来たことがある姫路城も、夕方や早朝に歩くのは初めてだった。
姫路城の朝夕はウォーキングをされている人も少なくない。

歩くことを目的にした旅

家の近くを歩くのに飽きたら、このように少し遠くへ出かけて歩くことを考えるのが良さそうだ。

家の近くでは2キロがやっとでも場所を変えれば5キロ歩くことも厭わないからだ。

趣味や価値観が異なり車中泊には絶対ついて来ない妻も、歩くことが目的なら乗ってくるかもしれない。

山が新緑で覆われるころ、近くの山でハイキングをするのも一人より夫婦で行くのに越したことはない。

若い時は考えもしなかったが、歩ける幸せを少しでも長く保つにはこのくらい意識して歩かなければならないのだろう。

特に私のように椅子に座った生活をしている者にはそのくらいの意気込みが必要だ。
私だけではなく、一日のうち何時間も椅子に座っている高齢者は少なくないはずだ。

筋肉が衰え歩けなくなることを考えれば、椅子に座ってNoteを書いている場合ではない。

歩ける幸せのために。

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