シェア
菅 美智恵 (壇珠-たんじゅ-)
2023年3月24日 20:39
春のうららの隅田川上り下りの船人が櫂のしずくも花と散る眺めを何にたとふべき私は故・滝廉太郎氏の作詞である春のうららの隅田川が好きです。春の光もうららかな隅田川で、船人の漕ぐ舟のオールからはね飛ぶ水の雫。この眺めの美しさは、どんなものに喩えることもできないほどだという意味ですね。この、「眺めを何にたとふべき」という詞のたったの10文字に、人生の幸への感嘆が見事に表現されていると思います。