まちの課題・資源を可視化する QGIS活用ガイドブック
さまざまなデータを地図上に表現し分析するためのツールとしてひろく支持されているフリーGISソフト「QGIS」。
その使いこなし方について、基本操作から具体的な活用手順まで、ていねいに・ぜいたくに解説しつくした一冊です。著者は国内外で開発コンサルタントとして活躍されている半井真明さん(合同会社CHEZA 共同代表)。
GISは今後、地域課題の解決に取り組もうとするときには、ますます欠かせない素養・技術になっていくはずです。そんななか、データ分析なんてやったことない」という人でも簡単に・コストを掛けず習熟できるのが、QGISというソフトウェアのメリット。「これがやりたかった」という希望に応え、「あんなこともできるかもしれない」という発想もひろがる構成を目指しました。
目次
【基礎編】QGISの操作を知る
Chapter 1 GISの基礎
Chapter 2 QGISの基本操作
Chapter 3 座標系
Chapter 4 QGISでの地図作成
Chapter 5 データの出力方法
【実践編】QGISを活用する
Chapter 6 地域の等高線を描いてみよう
――河川の流域や地形の変化を示す
Chapter 7 広域エリアのベースマップを作成しよう
――Open Street Mapやジオリファレンスを活用して地図を出力する
Chapter 8 建物の密集度をマッピングしよう
――市街地の防災まちづくりに活かす
Chapter 9 街並みの3Dモデルをつくろう
――まちに建つ建物の現況を調査する
Chapter 10 施設の“なわばり”を図示しよう
――効果的な立地計画を立てる
Chapter 11 公共交通へのアクセスしやすさを可視化しよう
――交通弱者の分布範囲を把握する
Chapter 12 GPSアプリと連携しよう
――フィールドサーベイの位置情報を記録する
Chapter 13 夜間光のデータをビジュアライズしよう
――都市圏の経済力を分析する
【付録】
フリーGISデータダウンロードサイト リンク集
著者紹介
半井 真明
合同会社CHEZA 共同代表
国内の都市計画・再開発コンサルタント、JICA・青年海外協力隊を経て、開発コンサルタントとしてJICAやWorld Bankなどの専門家を歴任。専門は都市計画・インフラ開発・本邦企業の海外進出支援で、主にアフリカ・東南アジア・南アジアをフィールドとしている。GISは実務で15年以上使用しており、日本、インド、ミャンマー、ケニア、ザンビアなどにて都市計画マスタープランやインフラ整備事業を通して行政官や技術者などへのGIS指導実績を有する。「現場で培った技術を短時間でわかりやすく伝えること」をモットーに2020年よりオンラインGIS研修を行っており、大学教員・学生や、国内・海外コンサルタント、建築士や土木技術士、NPO・NGO職員、JICA関係者、高校教諭など様々な職種の方々が参加。
書誌情報
体 裁 B5変・184頁・定価 本体3500円+税
ISBN 978-4-7615-3281-9
発行日 2022-05-20
装 丁 paragram 赤井 佑輔・青柳 美穂
書籍ページ
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参考
NHK取材ノート「QGISを使って『災害データを地図で分析』してみよう 初心者向けの入門マニュアル」
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