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広島カープの野球

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2018年9月の記事一覧

広島優勝の要因とは?

本日とうとう広島が3年連続9度目となる、セリーグ優勝を決めました。

セリーグでは巨人以外、リーグ3連覇以上を達成しているチームはいないので、歴史的に見ても快挙と言っても差し支えないでしょう。

その一方で、先日のnoteにても述べた通り過去2年と比較すると、その圧倒的な強さが少々薄れつつあるという事実もあります。

そんな中で、なぜ今季も優勝することができたのかについて、要因を分析していきます。

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ようやく生まれてきた余裕

勝利を最優先事項とするプロ野球のチームにとって、敗戦とはその対極にあるものです。

しかしどれだけ強いチームでも4割近くは負けてしまうのがプロ野球のペナントレースです。

その中で必要なのは、如何に敗戦に寛容になれるかという視点ではないでしょうか。

そのような視点がないと、負け試合には明らかに不要なリソースを割くこととなり、将来の勝利までも奪ってしまいます。

その点から見ると、リーグ3連覇を目

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真似×真似=オリジナリティー

昨日DeNAの濱口投手が打席にて、広島の丸のフォームを真似して野球ファンの間で話題になりました。

動画を実際に見ると、バットを揺らしながら肩乗せ気味に構え、そこからヒッチしながらトップに入っていく様は丸そのものといっても過言ではないでしょう。

上記ツイートのように、ルーキーだった昨年から大谷に近い打撃フォームでしたし、フォームについては意識の高さを見せていた濱口ですので、現NPB最強打者といっ

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来季こそ正念場

まだ今季の優勝チームすら決まっていない状況ですが、少し視点を先に移して来季のことについて少し考察していきたいと思います。

来季の不安材料として真っ先に挙がるのは、今季軒並み数字を落とした投手陣でしょう。

それとともに私が不安視しているのが「タナキク」の状態です。

一昨年と昨年の連覇には1番打者と2番打者を打ち、大きく貢献しましたが、今季は両者ともに成績が低迷し下位打線を経験するなど、過去2年

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連敗中の問題点

先週の6連戦は初戦こそ劇的なサヨナラ勝ちでしたが、そこから5連敗と3連覇へと向かうチームにとっては小休止となりました。

ポジティブに捉えると、フランスアを筆頭に勝ちパターン勢が登板過多でしたのでいい休みになったのではないでしょうか。(それでもフランスアは週3登板ですが)

しかし5連敗したのは、いくら独走しているとはいえ少し気にかかるところではありますので、何が問題で連敗が続いているのか考察して

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緒方監督と三村監督

3連覇へと突き進むチームの指揮官を務めているのが、皆様ご存知の通り緒方孝市監督です。

その緒方監督が最も尊敬する監督として名前を挙げているのが三村敏之元監督です。

緒方監督が現役時にレギュラーを掴んだのも三村監督の時でしたし、そういう意味では尊敬するのも当然でしょう。

そのためなのかは分かりませんが、貧弱な投手陣と圧倒的野手力というチームの戦力事情まで似てきています。

投手陣に関しては有望

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新井の引退は新時代のスタート

本日新井が今季いっぱいでの引退を発表しました。

半月ほど前のnoteにて、新井の今季の成績低迷の要因を探り、最後に引退も現実味を帯びてきたと結びましたが、今年現実になるとは思いませんでした。(下記リンクがそのnoteになりますので、ついでに読んでみてください)

少し私個人の話をしますが、広島ファンになりたての頃に一番好きだった選手が新井でした。

当時低迷を続けていたチームの中で新井と黒田が他

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今の広島に石原は必要か?

2000年代の暗黒期を支え、今や大ベテラン捕手となった石原慶幸ですが、今季は1軍帯同こそ続けているものの、ジョンソンの専属捕手となっています。

そのジョンソンとのコンビももう4年目を迎え、正直マンネリ感が否めません。

私の記憶が正しければ、2016年に石原の後頭部にバレンティンのフォロースルーのバットが直撃して、そこで2試合ほど會沢と組んだくらいしか他の捕手と組んでないのではないでしょうか。

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