連敗中の問題点

先週の6連戦は初戦こそ劇的なサヨナラ勝ちでしたが、そこから5連敗と3連覇へと向かうチームにとっては小休止となりました。

ポジティブに捉えると、フランスアを筆頭に勝ちパターン勢が登板過多でしたのでいい休みになったのではないでしょうか。(それでもフランスアは週3登板ですが)

しかし5連敗したのは、いくら独走しているとはいえ少し気にかかるところではありますので、何が問題で連敗が続いているのか考察していこうと思います。

最大の原因としては、打線の得点力が落ちていることではないでしょうか。

5試合で14得点しか取れておらず、1試合平均に換算すると2.8点です。

今季の1試合平均が5点オーバーで、ここまでは打線が投手陣の不振を補ってきたという戦いぶりですから、打線の得点力が落ちると勝てなくなるのは致し方なしでしょう。

なぜ得点力が落ちているのかというところに焦点を当てると、打線が線になっておらず点にしかなってないために得点力が落ちているというところでしょう。

全体で全く打てていないわけではなく、連敗中に4本塁打をマークした丸や4割オーバーの打率を残した西川など個々では結果を残している選手はいます。

しかし彼らの打順が離れているために打線が分断され、得点に繋がっていません。

特に2番に入っている菊池が、この連敗中はわずか1安打と好調の丸を前に凡退を繰り返し、得点力減少の一因となってしまっています。

今の状態の菊池を2番に置いておいても打線を分断するだけで、何もメリットはありません。

西川を5番で使っていますが、5番で使うよりも2番で使う方が余程チームのためになるのではないでしょうか。

8月に一度8番に降格させましたが、一度だけでなくある程度の期間は下位打線に置かなければならないでしょう。

以前上記のようなツイートしましたが、菊池は制約のないところで自由にやらせた方が力を発揮できる選手ですので、いい加減2番に置くのはやめた方が良いですね。

一昨年やせめて昨年くらいの状態ならまだしも、今季の状態で上位打線はさすがに厳しいものがあります。

打順を組む時には、いかにして「打線」にするかという視点を持ってもらいたいものですがね。

プレーするのは人間ですから、居心地や前後の選手によってはやりやすさ・やりづらさはあるでしょうし、そう簡単にはいかないでしょうが。

その他の要因としては、先発陣の失点数が嵩んでいることでしょうか。

5連敗中の3試合が先発投手が6回未満で降板かつ5失点以上しており、これでは勝つのは厳しくなります。

守備面でも週末のナゴヤドームでの3連戦では、失策がそのまま失点に結びつくなどディフェンス面も全般的にスキだらけだったように思います。

総合すると、全ての面でいいところはなかったが、中でもこれまで全てを隠してきてくれた打線の得点力の低下によりボロが隠し切れなくなりこのような連敗に繋がっている、といったところでしょうか。

ただ冒頭にも述べた通り、独走状態で余裕のある状況ですので、いくら連敗中だとは言え目の前の勝利に飛びつくことなく、日本一から逆算した選手起用や采配を望みます。

望んだところで無理だとは分かっていますが(笑)

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