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カフェで感じた移ろいゆく『時間』
最近、気が滅入ることが続いたので、気になっていたカフェに行くことにした。
気分転換に出かけようとするのは、私のいい所かもしれない。
1人でひきこもっていても、マイナス思考は加速するだけ。
ならば動こうと思った。THE 行動的。
『3分で!?バラのアイスのコーヒーゼリー』
そのお店の看板商品で、このワクワクする商品を、1度は食べてみたかった。
1度行こうとした日は閉店で、結局食べられないまま、私の心には「どんなものか見てみたい…!」という思いだけが募っていった。
そういえば、この店に一緒に行こうと言っていた彼は元気だろうか?
偶然会ったりしないだろうか?なんてことを、ふと思いながら。
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彼は私にとって、どのカテゴリーにも入れられないけれど『大切な人』だった。
話が尽きなくて、居心地がよくて、そして私のことを理解してくれていた。
『恋人』のような、『親友』のような、そういうカテゴリーで聞かれると、ん?どれだろう?と一瞬悩んでしまうけれど、いずれにしても私にとって『彼は彼』だったのだ。
諸事情により今、連絡は取れない状況だが、どこかで会ったらもう一度話してみたい。
そしてその時だけは、いつかのあの日のように、お互い素直に思ってることを言えたらいいなと考えている。
普段、『運命』や『偶然』なんて非科学的なことは信じないけれど、人の縁だけはそういうもので成り立っていると思ってる。
出会うべき時に出会い、別れ
そして、縁があればまた出会うだろう。
お互いが会いたいと願えば、そのために行動すれば、奇跡が起こせるこの時代に生きてるし。
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そんな、私にしては珍しく
少しロマンティックなことを考えていたら
頼んだコーヒーゼリーが運ばれてきた。
見てびっくり、なんとバラじゃない…!笑
店員さん曰く
「最近バラじゃない、普通のアイスを入れるだけになったんです…」とのこと。
バラ見たかったなぁ( ˙-˙ )
メニューが変化していくように、きっと物事は徐々に移ろいゆくものなのだろう。
人の感情も、立場も、状況も。
それを少しだけ、切なく、悲しいと思う。
確かにそこに存在したはずなのに、さも最初から無かったようになってしまう事が。
人生なんて、忘れたくないことを、嫌でも忘れていくものだ。
それでも大切な思い出を、そっと宝箱にしまうように大事にしていきたいと思う。
カフェで過ごす時間は
『自分と向き合う時間』だと私は考えていて。
だからこそ、どんなに忙しくても、辛くても、大変でも、その時間を作っていこう。
一生付き合っていく「自分」を、大切にしてあげられるのは、そのために向き合ってあげられるのは、他でもない「自分自身」なのだから。
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