エッセイ|旅の目的
旅の移動時間が好きだ。
何だったら、観光地は二の次である。
新しい場所に向かう移動風景が良いのだ。
知ってる街や見たことある風景から
だんだんと自然や地方都市に移り変わっていく光景がたまらない。
僕は免許は持っているが、
車の運転が致命的に下手なため、移動手段はもっぱら電車やバス、タクシーだ。
移動中は本を読むことが多い。
電車での読書が1番捗るものだ。
だけど、本好きの僕をもってしても読書に飽きがくる。
そんなときは、ぼーと何も考えず移りゆく
景色を眺めるに限る。
この瞬間、僕はただ電車に運ばれていて
降りようと思わない限りは、ただひたすら移動を続けている。
この何も出来ない感じが心地よい。
もちろん、移動は嫌いって人もいるだろう。
めんどくさいって気持ちもわかる。
ただ、僕はひたすらに受動的に旅先に向かって移動する行為が好きだ。
さて、今年の夏休みはどこへいこう。
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