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≪Sound Travel LOG≫ in Paris3 〜美しい建物たち、そしてオルリー空港へ〜

こんにちは!Yuriです。時間が少し空きましたが。ヨーロッパ、パリ編最終回をお届けします。夏も終わるころ、そろそろみなさんも旅へ出かけて見ては?てなわけで、いってみましょー!

Fondation Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン財団美術館)

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ブローニュの森の敷地内にあるルイ・ヴィトン財団による美術館。
建物はアメリカの建築家、フランク・ゲーリーがガラスをメインにデザインしたものです。

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このときのエキシビションは、シモン・アンタイ生誕100周年を記念した”SIMON HANTAÏ. THE CENTENARY EXHIBITION”、そして’LA COULEUR EN FUGUE’という5人の異なるバックグラウンドを持つインターナショナルなアーティストによるキャンバスという枠を飛び出した絵画の作品展でした。

SIMON HANTAÏ. THE CENTENARY EXHIBITION

https://www.fondationlouisvuitton.fr/en/events/simon-hantai-the-centenary-exhibition

Simon Hantaï’(シモン・アンタイ)はハンガリー出身でフランスの現代美術家。1960年より独自の「プリアージュ(折り畳み)」という手法を使って絵画を制作していました。

ハンタイは1960年にプリアージュの制作を開始し、シュルレアリスムのオートマティズムと抽象表現主義の全面的なジェスチャーを融合させた作品を構想していました。
キャンバスを様々な形に折り畳み、筆で絵を描いてから広げると、鮮やかな色彩の飛沫がキャンバスの余白に入り込み、一見したところ空白の部分ができる。この技法は、母親のエプロンに残された折りたたみの跡から着想を得ています。

https://en.wikipedia.org/wiki/Simon_Hanta%C3%AF
https://www.fondationlouisvuitton.fr/en/events/simon-hantai-the-centenary-exhibition
この空間の作り方もとても好き

このエキシビションでは、シモン・ハンタイ生誕100周年(1922-2008)を記念し、ハンタイ家の協力を得て、1957年から2000年までの大判作品を中心に、初公開作品を含む130点以上のシモン・ハンタイの作品が展示されていました。

キャンパスの大きさにも圧倒されますが、なによりこのパターンが素敵で見惚れてしまいます。美しさの中から、何か威厳なものだったり、愛だったり、訴えかけるものを感じる、そんな作品の数々でした。

Painture


A COULEUR EN FUGUE

タイトルは日本語で「暴走色」


彼らは、独自の抽象化されたボキャブラリーを通じて、伝統的な絵画の表現の限界を押し広げます。絵画は、キャンバスという制限されたフィールドを離れ、色彩と支持体の関係に新たな自由を見出し、床、壁、天井を越えて空間へと広がっていきます。その色彩の広がりのバリエーションとして、今回展示される作品は、フランク・ゲーリーの建築と密接に関係する作品が集められています。

https://presse.fondationlouisvuitton.fr/fuguesincolor/?lang=en


特に好きだった2アーティストの作品。
Sam Gilliam - Steven Parrino

ギリアムの抽象画の独自性は、その多くが彫刻的だということにある。絵画は必ずしも平面である必要はないことを示唆しているのだ。

https://artnewsjapan.com/news_criticism/article/306

残念ながら、今年の6月25日に享年88歳で腎不全のため亡くなられたそうです。

このドレープをキャンバスにするアイディアがとても好きです。そして、ペイントの美しさにも心惹かれます。

ドレープが曲線を描いているためか、包み込まれるような気持ちにもさせてくれます。

Katharina Grosse - Splinter

キャンバスの枠を超えて壁、家具やオブジェクト、建築、風景に至るまで色彩で空間を変容させてしまう圧倒的なスケール感がグロッセ作品の魅力だろう。

https://namiberlin.com/katharina-grosse/

三角形のフォルムから色彩が火花のように飛び出すようなダイナミックな作品。壁や床、全体に施された力強いペイントはまるで生きているようです。

Katharina Grosseも1990年代後半から、フレームやキャンバスの枠を超えた絵画の可能性を追求して作品を作っているそうです。

規格や常識にとらわれすぎないこと、アーティストとしてとてもヒントを与えてくれる展示でした。


屋上にはカフェも

上へ登ると見晴台とカフェがありました。
外側からみるのとまた違った感じがおもしろいですよ。

ちなみにこのトートバッグ、日本でも買えますが現地でのお土産におすすめ♪

サン・ドニ聖堂

今回は少し市内から離れたところへも。
パリ地下鉄13号線のBasilique de St.Denis駅からすぐのサン・ドニ聖堂へ。歴代のフランス王・王妃が埋葬されています。そして世界初のゴシック建築として有名です。


美しいステンドグラスにうっとり・・・

平日の午前中は人が少なく、ゆっくりと見回ることができました。
広くて歩く音にかかるリバーブもなんだか神聖な場所に来た気持ちにさせられるようなものでした。

さて、この教会のある13区はパリでも治安があまりよくないと言われています。しかしながら、明るいうちだったし、特に危険な感じはしなかったです。

旅に出てよく思うことなんですが、時代は流れているのでそれなりに街も整備されてきています。ホームレスの保護活動が進んだり、もともと荒れた場所に住み着いたアーティストたちが、新しく素晴らしいカルチャーを作り出したり、そして人の考え方も時間の流れとともに変わっていくものです。

パリの地下鉄も以前来た時と比べてとても便利になっていました。ホーム柵ができたり、アナウンスに日本語があるラインもありました。

たまに、「海外で危険な目にあったりしないの?」って聞かれるんですが、今のところ都会で危険な目にはあったことないです。
人気の少ないところに1人で行くことは避けるとか、自分の身を守ることをしっかりと準備して、とりあえず行ってみたら楽しいものです。

ギャラリーラファイエット

パリ滞在最終日、飛行機まで時間があったのでオペラ・ガルニエのそばにあるギャラリーラファイエットへ。パリで最も有名な老舗デパートです。
本館、紳士館、メゾン&グルメ館の3つの建物で構成されています。

店は、通りの名前と、売り場が横長になった店内のレイアウトから、「Aux Galeries Lafayette(ラファイエットにあるギャラリー式の店)」と呼ばれるようになったことからきているそうです。


クーポール(天井)

このクーポール(丸天井)も、百貨店の階上増築などの変化によって何回か改修もされつつ110年近い歴史をもっています。

お買い物目的というよりは、この歴史のあるアール・ヌーヴォー建築を見たいがためでした建物(笑)


本館のルーフトップから見える景色もおすすめ♪


オルリー空港

今回はパリからマヨルカ島へ移動するため、オルリー空港を利用しました。初・オルリー!
市内からの行き方は電車でも安くいけますが、タクシーやバスがおすすめ。
今回はOrly Busを利用しました。

パリ市内からOrly Bus(オルリーバス)で

オルリーパスは前回のブログでも紹介したパリ市内1週間乗り放題パスNavigo Découverteの範囲にも含まれています。

14区のplace Denfert-Rochereau駅から出発しており、 8〜15分間隔で運行されています。所要時間30分ちょっとくらいでした。

詳しくは公式サイトをご覧ください!

オルリー空港内

空港はこそまで広くなかったですが、乗るターミナルに迷う。。。
看板の数字を素直に頼りにすればたどりつけました。

搭乗ゲートにすぐはいったら、ピアノやらゲームやらが。

プレステ!

なんとなく遠いイメージがあって主要空港以外らの搭乗を避けることが多かったんですが、思ったよりも便利。
これも時代の流れで変わっているんでしょうね。
新しいことにトライできてとても嬉しく、発見のあるパリ旅行でした。


ここでちょっと新しいEPの宣伝!
NoWords by Yuri Urano

https://yullippe.bandcamp.com/album/nowords

今日もご高覧ありがとうございました :)

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