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カラーセンス抜群の魔法の村 サン・ミゲル・デ・アジェンデ 〜2024年お散歩編〜

メキシコの中でも一二を争う人気観光地のSan Miguel de Allende。メキシコカラーで彩られたオモチャのような街は、メキシコシティからの週末旅行にもぴったりだ。

これまでに、1999年、2012年、2013年と訪れ、今回が4度目(のはず)。

今回は今年訪問した際の写真を中心に振り返る。

まるでディズニーのお城!サンミゲル教区教会

街のシンボルともいえるサンミゲル教区教会(Parroquia de San Miguel Arcángel)を見上げるアジェンデ庭園(Jardín Allende)は歴史地区の中心となる広場。ここが散策の起点となる。サン・ミゲルの主要部分は数ブロックに囲まれた限られた範囲にかたまっているため、街歩きは非常に簡単だ。

この広場を中心に東西南北1ブロックずつほどは、車が進入できない歩行者天国となっている。広場では、皆、思い思いに談笑してくつろいでいる。

19世紀に建てられた現在の教会は、この辺りでとれるピンク色の砂岩が使用され、お昼間に見てもまさに夢のお城。

Parroquia de San Miguel Arcángel
夜の景色は一段と幻想的に

ゴシック?ネオゴシック?ゴシックリバイバル??

教会の建築様式に関しては、ゴシック様式と説明されていることが多いが、それ以外にも、ネオゴシック様式、ゴシックリバイバル、ゴシック調と異なる定義もみられた。で、どれが正しくて、何がどう違うんだろう??

場所こそ違えど、建設された19世紀は、イギリスではゴシック・リバイバル最盛期の時代。そもそも、ゴシック建築とゴシック・リバイバル建築の大きな違いは何か。調べてみると、時代の違い以外に、前者は「キリスト教建築」として建てられたもの、後者は「18世紀後半から19世紀の社会運動的な思想に影響を受け」建てられた建築、と理解できそうだ。そして、ネオ・ゴシックはゴシック・リバイバルと同義だった。

サンミゲル教区教会について調べてみると、次のように書かれていた。

ベルギーからもたらされた絵葉書を元に先住民の石工が設計したため、他の同時代の教会建築とは異なる外観をもつ。

デジタル大辞泉(コトバンク)

言ってみれば、擬洋風建築みたいなものか。
19世紀に建てられているものの、ゴシック建築なのだ。少し勉強になった。

散策の前に、まずは観光案内所

さて、そろそろ散策に出かけよう。
散策エリアがこぢんまりとしているとしているので、地図なしで十分かもしれないけど、無料で入れる施設や少し離れたところについても親切に教えてもらえるので、交流を兼ねて地図をもらいに行ってみる。場所は、アジェンデ庭園の広場を挟んで教会の反対側にある。

なお、日帰りツアーや散策ツアーなどは、教会向かって左手の通り沿いで申し込める。

カメラを片手にお散歩

街全体がカラフルな絵の具のパレットみたいで、ワクワクする。
写真散策は、サンミゲルのメインイベントともいえる。

メキシコシティの街中で、塗装工が外壁にペンキを塗っている様子を見た。言っては悪いが、全く吟味するでもなく適当に塗っていたその色の組み合わせは、絶妙な色彩センスだった。この色使い、メキシコ人のDNAに根付いているとしか思えない。

木の剪定を丁寧にする国ではない。
が、ちゃんと絵になる                                                                 
ここも素敵な街角だった
このピンク。日本人に使いこなせる気がしない
隣との境界が適当なところもまた良し
日差しの強い冬(でも28度)
木陰までフォトジェニックに

市場を通り抜けても、小道沿いにずっとお土産物屋さんが立ち並ぶ。
メキシコの有名なお土産は、ほぼほぼ扱われていたので、お土産探しにぴったりの場所だ。

ちょっとした階段スペースにまでアート
この適当な色の塗り方よ・・
街中には聖母グアダルーペ(←たぶん)がよく祀られている
日本のお地蔵さんみたい。地蔵盆同様にお祭りもあるし。
夕暮れ時
広場の周辺にはバーなどがたくさん
この牛の像、2013年にも同じように写真に撮っていた。
私の気になる存在なのね。

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