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回想散文

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個人の記憶や家族のこと 記憶を辿る事に回復のヒントがあるんじゃないかと思ってやってみてます
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記事一覧

【回想散文】 絶望のシーン

自分はあの時確実に『絶望』していたなと度々思い出すシーンがある。 1つめ。 夜中の渋谷の暗…

yuko
2年前
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回想散文1-8 正義感の強いこども

大学は農学部に進学した。理由は地球環境問題の解決に貢献できるような研究・就職をしようと思…

yuko
3年前
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回想散文1-7 家に大きなクモがいて入れない

率直に言って鍵っ子はわたしには向いていなかった。7歳のわたしは誰もいない家に帰るのがこわ…

yuko
3年前
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回想散文1-6 いつも緊張しているこども

はっきりとした時期は覚えてないがこれも小2かそこらだったと思う。 手指に水泡のようなもの…

yuko
3年前

回想散文1-5 算数ができないこども

小2までのわたしは勉強ができない子供だった。 勉強ができないというか、「概念が理解できな…

yuko
3年前

回想散文1-4 空想創造あそびが好きなこども

人見知りとはいえ、転校生のわたしにも徐々に友達ができていた。 この頃はコミュ力は無いもの…

yuko
3年前

回想散文1-3 ひとり遊びルーティーン

自然や動物が昔から好きだった。 転校先の小学校は、団地というコンクリートジャングルの中にある割には敷地が広く緑も豊富だった。子供の視点から見ていたからそう感じただけだろうか。母校は廃校になってしまい今となっては確かめようがない。 特に2棟ある校舎の間の中庭は、わたしのお気に入りの空間だった。 長めの休み時間になると、アクティブなクラスメイト達がドッチボールなどをしに表の校庭に出ていくのを後目に、1人中庭へくり出す。 敷地の大半は花壇と畑が連なって埋まっている。 授業で

回想散文1-2 団地から団地

引っ越した先はそれまで住んでいた団地のほんの隣の団地の分譲マンションだった。 色々物件を…

yuko
3年前

回想散文1-1 団地生まれ団地育ち

小2の時転校した。 引っ越して学区が変わったためだった。もともと県営住宅に住んでいたので…

yuko
3年前