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留学先を選ぶ

娘と留学先を選ぶ際、家族で話し合ったこと

海外留学を考えたときに、どこの国を留学先に選ぶか?
これについて家族で話し合いを始めた時期が、まだ娘が中学生だったこともあり、充分検討する余裕がありました。
また、ここに親の意向が多分に含まれていたことも否定は出来ません。
いろいろな情報を考え合わせた上での、決定までのプロセスを振り返りたいと思います。

最初は消去法です。(あくまでも16歳高校生の女子を単身で海外に出すという視点で選んでいます)
治安や政情、インフラ整備等に不安がある新興国は除外しました。
次に宗教的に、女性の権利が保証されていないイスラムの国々の除外。
そして、独裁政治を行っている国々。

ここまでで随分と選択肢が狭まりました。

次は、大学進学、就職まで考えたときに、住みやすさ環境を踏まえて、どこがいいか?

この時点で我が家の候補に上がった国は
アメリカ(西海岸・北部)
スイス
カナダ
イギリス
オーストラリア
オーストリア
ドイツ
ニュージーランド
シンガポール

ですが、ドイツ語フランス語無理!!と娘より。
そして、バレエが続けられる、IB or Alevel or APならAlevelが良い、ホームステイじゃなくてボーディング希望、とのことで、イギリスに決定したわけです。

高校・大学進学までの留学先は、これで問題なかったのですが、次は就職を考慮した大学院進学を考えるにあたり、娘が何をして生きていきたいのか?と永住権の取りやすさを条件に加えました。

大学院への進学を考えたのは、大学を卒業してすぐに就職するのに、知識と経験不足からの不安を感じているから。

イギリスのphysiotherapyの学士コースは、就学中1,000時間以上の臨床実習があり、学習量もかなりある割とタイトなコースですが、それでもやはり充分ではないと、彼女は言います。(いったいどこを目指しているんだろう?)

そして、今後のキャリア形成や理学療法分野でのやりがい、就労ビザ永住権等も考えて、オーストラリアのMaster of  Physiotherapyコース2年間の大学院へのアプライを予定しています。

準備することは、今現在娘がやっていること以外には何もなくて。
日々の学業と実習をコツコツ努力して、今の大学を2:1(upper second)以上で卒業すること。これは現状維持出来れば大丈夫そう。
そして予定しているボランティアをきちんと熟すこと。
・・・とそんなに難易度が高くないことも選択の理由です。

日本人がオーストラリアの大学院へ進学を考える場合、
IELTSも受験しなければならないのですが、イギリスの大学で同コースを卒業している場合は、免除になる可能性が高いと言われました。

娘には、受験することになったらどのくらい取れそう?と尋ねたら、「OA8.0、4項目とも7.0以上は行けると思うよ〜。でも全項目8.0以上っていうのは厳しいかな?」と言っていました。
イギリスの医療系コースの学部を卒業出来るIELTSレベルは、その位になるのでしょうかね?

理学療法のレベルもオーストラリアは先進的で、その辺りも娘は魅力を感じているとのこと。
日本では、法律の問題で彼女のやりたいことを思うようには出来無さそうで、国家試験は受験するつもりですが、就職にあまり魅力を感じていないらしい。

夫は、オーストラリアは地政学的にも資源的にも魅力的な国だよね〜と、まるっきり違う視点でオーストラリア推奨で、結果的に家族の意見が一致した留学先になりそうです。

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