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ダイエット中に食物繊維をとらないのは控えめに言って大損。


おそらく半分くらいの人が、「自分は野菜を食べてるから食物繊維はちゃんととれてる」と思っていて、

もう半分くらいの人は、「野菜とか全然食べてないし食物繊維とか絶対不足してるだろうな」と思っていることでしょう。


ただ、たとえ野菜を食べるように意識してる人であろうとも、食物繊維の摂取量は不足していることが多いです。

僕たちは自分が思っているよりもはるかに食物繊維をとれていません。ダイエット中ならなおさら圧倒的に食物繊維が不足していることでしょう。


これを裏付けるデータとして、厚生労働省は「日本人の食事摂取基準(2015)」において、

18〜69歳の日本人は、食物繊維を(男性なら)1日20g以上、(女性なら)1日18g以上とることを目標にしなさい

と発表しています。


ただ、同じく厚生労働省が発表した「国民健康・栄養調査(平成29年)」によれば、僕たちの食物繊維摂取量は、平均して1日あたり14.4gしかありません(全年齢、男女合わせた平均)。


つまり、

平均して5g前後の食物繊維が不足している

ということです。


僕はこのデータを見て「あー。確かになぁー」と思いました。


なぜなら、昔の僕自身が「野菜など全く食べない人間」だったので、食物繊維をほんのわずかしかとっていなかったからです。


今の僕はもちろん、食物繊維のダイエット効果をよく知っているので、毎食に野菜を1皿追加するようにしています。ただ、それでも厚生労働省が目標とする量をとれているかは微妙なところです。


実際に僕のクライアントのケースでも、食事を見ると圧倒的に食物繊維が足りていません。1日の食事に野菜がほとんどないという場合が多いです。


食物繊維は腸内細菌のエサとなり、腸内環境を整えるのに役立ちます。

最近では、

腸内環境が悪いと太りやすくなる

ということが明らかになっているので、食物繊維をとれば腸内環境をよくすることでやせやすくなるといえます。


言わずもがなですが、食物繊維は便秘解消にも効果的です(食物繊維で便秘を解消するときに注意すべきポイントやその他便秘解消法についてまとめたnoteはこちら)。



また、食物繊維の多い食べ物(玄米や胚芽米など)は血糖値を急上昇させにくいため、インスリンという「血糖値を下げるホルモン」を節約でき、体脂肪がつきにくくなります。


さらにさらに、食物繊維には消化管から脂質の排出を促す働きがあります。ただ、これには1000kcalあたり10gほどの食物繊維が必要です。


こんなにたくさんのダイエット効果があるからこそ、食物繊維はたっぷりとったほうがいいのです。


「食物繊維は体にいいと分かってるけど、野菜は好きじゃないし...」

という気持ちも分かりますが、野菜を食べるかわりに何かを減らすというわけではありません。


もっと言えば、食物繊維が含まれているのは野菜だけではないので、主食を玄米や胚芽米、ライ麦パンに変えるなど、ちょっとした工夫でたくさんとることができます。


だからこそ、ダイエット中に食物繊維を取らないのは、控えめに言って大損です。


今まで気を使っていてもいなくても、これからは食物繊維を今よりもっとたくさんとるように心がけてみてください。それだけでダイエットが楽に成功しますので。


以上、食物繊維をたくさんとるとやせやすくなるという話でした。

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