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インドネシアポップスおすすめ5選 第二弾

仕事初めの直前の日曜、早速第二弾を書いてみました!
これですっきり、かかってこいや月曜!(及び腰)

目次
はじめに
1, 大ブレイクしたジャスポップの雄 Payung Teduh
2,
溢れるおじさんドリーミー感 Sore
3, 文化都市バンドンのトップ電子音楽バンド HMGNC
4, ガチで現地にて成功する日本人アーティスト 加藤ひろあき

5, UAやCoccoを彷彿とさせる女性ボーカル Stars and Rabbit
最後に

はじめに

そもそもインドネシア音楽シーンってどんなの?と思う方は前回記事の2,3をご参照ください!

僕自身に関してはこちらをどうぞ。

ここでは、僕が現地アーティストや関係者から教わりつつ、個人でもディグり続けているインドネシアポップスの中でも、自分のお気に入りのものを5アーティスト取り上げます。

注意書き:

本アカウントのテーマは、僕自身が思う良質でオリジナルなインドネシアポップスの紹介であり、決してインドネシアポップスの全てを表していません。そのため、現地で知名度高いものでも紹介する必要がなさそうなものは取り上げていません。合わせて、伝統音楽に関してはあまりにも深い世界なので当アカウントでは取り上げません。

1, Payung Tedeh

パユン・トゥドゥと読みます。雨傘という意味です。最初読みづらくてペヤングと呼んでいました。。

1回目の5選で紹介したMondo Gascaro氏のレーベルIvy League Musicにかつて所属し、氏からもプロデュースを受けていたインドネシアジャズポップ界の雄。オールド感溢れアコギの音を生かしたあったかい音が特徴(クロンチョンの影響なのかな?)の人気インディバンドでしたが、この2017年リリースの代表曲Akadで大ブレイク!一気に一般層にも広がりました。

最強にまばゆいメロ、抜群のホーン&ストリングスアレンジ、全てが胸キュン要素に溢れています。そしてまた可愛らしく慎ましさが充満する歌詞(Akadは約束や契約という意味で、求婚ソングです。暑い時も雨の時も一緒にいよう、時が来たら僕のお嫁になってね的な歌詞なのですが、こう見ると求婚の仕方が熱帯っぽいw)

当方2018年3月ごろ、現地でタクシーに乗る時、運ちゃんが若めだった時はこの曲好きなんだよ!と告げると話が盛り上がり、一緒に口ずさんでくれました。世界最悪のジャカルタの渋滞には何度もめげそうになりましたが。。

2, Sore

ソレ、と読みます。夕方という意味です。
実はMondo Gascaro氏が創立メンバーであるバンド。こちらは氏が脱退した後の作品です(在籍は2008年リリースのアルバムまで)

溢れるおじさんドリーミー感というか、その肩の力の抜けたリバーブ感マシマシなボーカル及び音世界が個人的にはとても大好きです。こういうのジャンル的にボキャ付けするとなんて言うんですかね?笑 ロック史そんな詳しくないのですが昔大好きだったBernard Butler在籍のUKバンドSuedeを思い出しました(ナルシスト感の代わりに日常感溢れ出てるSuedeと言うか)やっぱりここら辺のインドネシアインディのネオいオールド感はたまらない。。

ちなみに以下音源は前振り&イントロが長いので、せっかちな人は1分地点くらいから再生をお勧めします!

3, HMGNC

ここでエレクトロポップに飛びます。
ホモジェニックと読みます。デビュー当時はHomogenicと言う表記でした。ビョークの楽曲からとった名前のようです。

今まで紹介をしてきたのはジャカルタ拠点のバンドばかりでしたが、こちらはバンドン(Bandung)と呼ばれる、ジャカルタから鉄道で東に数時間行くとある、非常に文化的な都市が拠点のバンド。バンドンは標高が高いことから過ごしやすく(インドネシアは標高が高すぎて雪が降る地域も一部あります)多くの大学があることから若い世代によるビジネス、音楽、アートの活動が盛んなことでも知られています。ちなみにインドネシア最大の民族グループはジャワ人ですが、バンドンはスンダ人の土地のようです。

美しくメロい音作りとハーモニー、BPM遅めかつ静と動を使い分けた曲転換、じっくりと音世界に浸れます。。

もともと、結成当時に流行っていたダンスミュージックを半分のテンポにして作り直してみたらどうなるんだろう?という好奇心からスタートしたバンドであることもあり、けしかけず、音の層を全感覚で楽しめるような楽曲が魅力です。

ここら辺の詳しい話は東アジア音楽ブロガーのタピレコさんが2018年来日時に行ったインタビューに詳しく書かれているのでよろしければチェックをば!弊バンド、その際横浜で対バンしそこから交流が続いているのですが、それ以来インドネシア音楽の情報をたくさん教えてもらっています。

4, 加藤ひろあき

ここでなんと日本人!前回記事では少し触れましたが、2014年より拠点をインドネシアに移したシンガーソングライターさんです。インドネシア語にも堪能で現地ではタレントとしても活躍されています。大抵インドネシアポップスのイケてる日本語歌詞があったらひろあきさんが作詞/訳詞やってる率高しです。

ひろあきさんの活動に関する記事は多くネットにもあるので詳しくはそちらに譲りますが、長身で非常に体格がいい方なのですが、優しく透明感のある甘い歌声がその魅力

この曲はインドネシアの超名曲Ruang Rinduのカバー。訳すと"懐かしい部屋"かな。FeaturingされているNoe Lettoも神々しいまでに甘い声。。東南アジア、なぜか張上げる系は少なく、オーガニックで自然に薄いフェイクが入れられる甘声の方々が多い気がするんだが気のせいでしょうか。二人もかなりガタいの良い人たちなのですが切なさ&清涼感ハンパない。。

加藤ひろあきさんは拠点はインドネシアですが、よく日本にも頻繁に戻ってこられライブや講演を行っています。現地では元JKT48の仲川遥香さん(Twitterフォロワー140万人)と同様に、現地の若者から大きな支持をされています。とても誠実で暖かいお人柄の方で、僕らがインドネシアでライブツアーをする時も、面識がなかったにも関わらず告知などの面でサポートをしていただけ本当にお世話になりました。。

5, Stars and Rabbit

ジョグジャカルタ特別州、通称ジョグジャと呼ばれる古都出身の男女二人のバンド。

インドネシアは宗教的には現地原始宗教、ヒンドゥー教、仏教、カトリック、イスラム教を、濃淡は地域&時代によって違えど受容してきた国ですが。ジョグジャは世界遺産として知られるヒンドゥー教や仏教遺跡でも有名のようです。そのため、外国人としてはジャカルタはもっぱらビジネス目的で行く街ですが、ジョグジャは観光客にとても人気のようです。そして大学が多くアートや音楽が盛んなことはバンドンと似ています

個人的にはかつてUA, Coccoあたりにどハマりしていたので、このクセに溢れ存在感のものすごいボーカルと、壮大で物語感ほとばしる音世界はかなりのツボ。。MVも前衛映画のような幻想的な作品が多くインパクト大です。多くの曲が英語歌詞なのでとっつきやすさは他のバンドよりあるやもです。

2017年5月、日本でライブをやっていたようです。行きたかった。。

最後に

月曜に怒涛の仕事地獄が始まる前に勢いで書いてしまいました!
これから仕事準備と楽器練習しないと!
また一月どこかで落ち着いた時に第三弾を書けたら。リーでした!

今後書きたいものメモ
・現地音楽シーンを盛り上げる重要日本人関係者シリーズ
・お気に入り現地アーティストへインタビュー
・日本で良質インドネシアをディグるには最高な高円寺の名店SUB Storeと在日インドネシア人DJユニットRadio Jakartaについて
・2019年3月に行く予定のアジア最大のジャズフェスJava Jazzのレポ!
・無名インディバンド(弊バンド)が初海外ライブ@ジャカルタ最大級ジャズクラブをいっぱいにした話とそのノウハウ

終わりにちょっと宣伝
1/19(土)弊バンドFontana Folleが渋谷JZ Bratにて出演します。だいたい僕らの出番は19:20ごろから。しばらくアルバム制作期間であるため次回ライブは5月までお預けなのでぜひ遊びに来ていただけたら!ジャズミュージシャンがガチでやるポップスなので、ライブでの聞き応え高しです。
共演はNYから来日するグラミー賞にノミネート経験もあるFKAjazzや、国際的に活躍する最近中国ツアーを大成功に納めた作曲家/トラックメーカの西原健一郎さん。

以下詳細とお店リンクです。
https://www.jzbrat.com/liveinfo/2019/01/#20190119

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覆面ユニットAmPmを擁するレーベル「PLAY RECORDS」。
新潟のスキー場で開催する「山のうえコンサート」をはじめ音楽を中心とした地域活性も手がける"PLAY TODAY"がおくる恒例の新年スペシャルパーティー。

今回、ニューヨークから初来日となる”FKAjazz”のプレミアムライブ実現。
2014 年、FKAjazz a.k.a. Samir Zarifは、サキソフォン奏者として参加した Miguel Zenon のアルバム『Identities Are Changeble』 はグラミー賞にノミネートされる。

当日の音を彩るラインナップは、PLAY RECORDS 主宰のYutaka Takanamiがブッキング。

フラワーアーティストとして活躍する“コウイチ ハシグチ” が新たな年を迎えるにあたりライブパファーマンスに合わせたフラワーアレンジを披露する。

2019年の幕開け。スペシャルな夜を。

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■フラワーアーティスト:
コウイチ ハシグチ
www.instagram.com/ichihashiko/

■LIVE:
FKAjazz from New York
-Member-
・FKAjazz a.k.a. Samir Zarif(sax, laptop)
・Noah MacNeil(keyboard)
・Yoshiki Yamada(bass)

Kenichiro Nishihara DJ & LIVE set
Fontana Folle
MIC.B A.K.A 73PIKE SET

■選音家:
君嶋 麻里江
TED(Spirit Soul)
KITKUT(with Yokotasax.)
Yutaka Takanami(PLAY RECORDS)

and more

■FOOD:
namAco

※ご来場多数の場合、当日の入場制限をする場合がございます。
※ハーフスタンディングのイベントとなります。

主催:PLAY TODAY Inc.

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