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noteユーザーを「フォロワー数・スキの数」で判断しそうになる

驚いた。スキの数が2のnoteが取り上げられていたからだ。

note編集部のお気に入り記事 のマガジンには、毎日ステキな記事が大量に追加されている。多くは、著名人の記事や100以上のスキを獲得している人気記事が投稿されている。ただよくマガジンを見ていると驚いた。スキが2つほどの記事も、編集部のお気に入りとして取り上げられていたのだ。

noteユーザー数は右肩上がりで、2019年1月にnoteの月間アクティブユーザー数が1,000万人を突破している。ものすごく勢いのあるnoteでは、1秒1秒、大量の記事が生み出されている。それでも人気順で上位になる記事だけではなく、スキの数やPVが決して多くはないステキな記事を見つけ出されている。どんな仕組みを使っているかは分からないが、note編集部の目の付け所がすごいな!!といつも思っていた。

気付くとフォロワー数やスキの数が指標に……

わたしは無意識のうちに、noteユーザーを数値で判断しそうになる。本当は、どんな人なんだろう?と知りたいとき、プロフィールや投稿記事をじっくり読んで人間性を理解したい。でも気になる人がたくさんいるため、全員の記事は読むのは時間的に厳しい。

そんなとき、わたしはnoteユーザーのフォロワー数やスキの数に目を通してしまう。数が多ければすごい!!と思って「もっとみる」を押す。一方スキが少ない記事は、よほどタイトルに惹かれない限り流してしまう。そんな効率的な方法によって、ちょっと気になるユーザーの記事をほとんど見ないで流してしまっていた。

ただnote編集部のお気に入り記事 にスキの少ない記事が掲載されているのを見たとき、自分の判断方法がいかに浅はかか知った。確かにフォロワー数やスキの数で判断すると効率がいい。人気の記事を見れるし、面白いと思える確率が高まる。

人気の記事が、必ずしも自分に合うとは限らない。目立たずにひっそり書かれている記事が、自分が心からすきだと思える記事の可能性がある。数のフィルタにはかからなくても、自分にぴったりの記事との出会いこそ、noteのよさではないだろうか。

思えばわたしのnoteもそうだ。フォロワーもスキの数も、他のユーザーに比べれば少ない。それでも、こんなわたしの記事を読んでくれる人がいる。スキをくれる人もいれば、フォローいただいていくつも好きしてくださる方もいる。その方々は情けでスキをくれているのかもしれないけど、彼らのスキやフォローが心の支えとなって、今日もnoteを書き続けられている。彼らが数のフィルターをかけて記事を読んでいたら、確実にわたしの記事は読まれなかっただろう。

先日、Instagramが「いいね!」数の公開中止を検討しているとニュースになっていた。数値にとらわれずに、相手を1人の個人としてみる――文字にすると当たり前すぎるけど、インターネットで簡単に多くの人と交われるようになった今、気づくと数値で判断してしまうときがある。

ただ自分が心から好きだと思えるユーザーや記事に出会うために、フォロワー数やスキの数の奥にある、ユーザーの人間性に目を向けられるようしていきたい!

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