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花嫁を他の男性のもとへ「行けよ」と送り出せる大人にはなれない。

山下智久・長澤まさみが出演するドラマ「プロポーズ大作戦」が大好きだった。

幼なじみの山Pと長澤まさみは両想いだったのに、お互い気持ちをずっと伝えられない。その結果、長澤まさみは別の男性(藤原直人)と結婚してしまう。彼女の結婚式に出席した山Pは「やり直したい。あの時に戻って…」と後悔していると、不思議な妖精が高校生だった時代に戻してくれるファンタジーなドラマだ。

きっと多くの人が見ているだろうからネタバレをすると……

最終的には山Pは現実世界で長澤まさみに想いを伝える。(披露宴中に!)山Pの告白に心が揺れ動いていると、藤原直人が「行けよ」と一言。長澤まさみはドレスのまま式場を抜け出し、山Pのもとへと向かっていく……。。確かそんなラストだった。

長澤まさみが式場を抜け出して山Pのもとへ行くシーンを見た時、心が躍った。思い合っていた二人がようやく結ばれる!藤原直人、よく「行けよ」って言ってくれた!!その言葉を待ってた!!とワクワクしていた。

本当の愛の現実的な代償…

いま考えると、長澤まさみはとんでもない行動をしている。何か月も前から結婚式の準備をして、たくさんの招待客を呼び、お祝いに多くの人が駆けつけてくれている。そんな場所でようやく「本当に好きな人」にきづいて、抜け出していく。キャンセル料とか慰謝料以上に、心証がひどい。

どんなに仲のいい友人だって、「結婚式を抜け出した無責任な女性」となれば離れていくはずだ。ドラマの中では幼なじみは仲がいいままだったけど、現実では仲良くしてくれる友人はいなくなるに違いない。

何より、藤原直人の器がすごい、そしてかわいそう。結婚式を挙げたばかりの相手に「行けよ」と送り出せるとは、並大抵の人間にはできない。自分の幸せより、相手の幸せを本当に思いやれている証拠だ。こんなすばらしい人格を持った人だからこそ、不憫な目にあってしまうなんて、、、。いまドラマを見たら、藤原直人を思って泣いてしまうだろう。

日々やさしくして、式場からの脱走防止

どんなに親しい相手でも、気持ちは見えない。だからひょっとしたらひょっとして、結婚式当日に本当の愛に目覚めて脱走したい!と思われてしまうかもしれない。そうなったら、色んな意味で非常に困る。

誰も逃げ出さないように、相手には日々やさしく接したい。たまにはご飯おごってあげよう。

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