祐樹せつらのお金・ビジネス・投資に強くなる話 Vol.92:株式投資(暴落)
「株式投資」の重要ポイントをまとめました。お金・ビジネス・投資にお役立てください。
🌟株価大暴落の歴史
1929年:ウォール街大暴落
1987年:ブラックマンデー
2008年:リーマン・ショック
2010年:フラッシュクラッシュ
2020年:OPECクラッシュ
2020年:新型コロナクラッシュ
🌟株価の暴落が起こる流れ
世界経済に悪影響を与えるリスクイベントが発生する。
いち早く将来のリスクを感じ取った投資家が保有する株を売却。
その売りが売りを呼ぶ。
ある国で発生した株価の暴落はネットワークを介して瞬く間に他の国に波及する。
最終的に世界中の株価が暴落することになる。
🌟株価の割高感も暴落の要因となる
長期にわたって相場が高騰すると、ファンダメンタルズから大きくかい離した状況になることがある。
この場合、何かしらのリスクイベントが発生すると「株価は実体経済を反映していないのでは?」という疑念が投資家の不安心理をあおり、売りの連鎖が始まる。
🌟株価暴落の影響がどの程度続くかは、暴落した要因で異なる
金融クラッシュの場合:
長期にわたって世界経済を後退させる要因となる。
フラッシュクラッシュの場合:
短期で終息する。
なおフラッシュクラッシュとは「投機的な取引による暴落」を意味する。
🌟ウォール街大暴落(1929年)
当時、欧米の経済は工業生産の増加に伴って力強く成長していた。
NY証券取引所の株価は約300%上昇。
株価は経済や企業のファンダメンタルズから乖離し、投資は投機となった。
10月24日、膨大な売りにより株価は暴落。
世界大恐慌のきっかけとなり、貧困と失業が蔓延した。
🌟ブラックマンデーによる暴落(1987年)
ドルの過大評価、金利の上昇、投機的バブルが原因と言われる。
暴落は世界中の株式市場へ広がった。
ただしFRBの介入により、米国経済にはさほど大きな影響を与えなかった。
FRBは金利を引き下げ、貸し出しを増やし、市場で買い入れを行なった。
結果、2年で回復。
🌟リーマン・ショックによる暴落(2008年)
各金融機関が保有するサブプライムローンのデフォルトリスクが高まり、多くの新規住宅所有者が債務不履行に陥る。
リーマン・ブラザーズが経営破綻。株価暴落・世界金融危機へと発展。
FRBの金融緩和政策によってダウ平均は底を打ち、2013年に株式市場は回復。
🌟フラッシュクラッシュ(2010年)
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