見出し画像

推敲ループを抜け出してみて、あとに残ったものは。

かれこれ2週間以上かけて、ある文章を書いていた。
年末に依頼されていたものだが、長い冬休みに寝かし続けた。
重い腰を上げていざ取りかかると、まあ、悲惨。
自分の文章力のなさに愕然としてやまない2週間だった。
思考を取り出して文章にするタイプの人もいるだろうが、
私は俄然、書きながら思考するタイプなのだと分かった。
推敲に推敲を重ねるほどに、どんどん正解は見えなくなった。
制限字数を大幅にオーバーし、とっ散らかっていった。
夫に目を通してもらったが、省いてもなんら差支えのない無駄が多かった。
ああ、駄文。
締め切りは24日。
ギリギリまでエンドレス推敲ループを駆け抜けるのもまた一興。
と開き直りそうになったが、睡眠命の私。
ズルズルやめられなくて明け方まで推敲してるなんて。
ふんぎりがだいじ。すいみんがだいじ。
先ほど鬼の形相で送信ボタンを押した。 
ひとつ楽になった。
今さら分かる。文章を生み出しているすべての人を尊敬する。
産みの苦しみを、ちゃんと苦しみ続けることの偉大さよ。
私は私のnoteをもっと続けたくなった。

この記事が参加している募集

noteのつづけ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?