マガジンのカバー画像

人生いろいろエッセイ

207
運営しているクリエイター

2023年8月の記事一覧

暗黙の軽井沢ルール

軽井沢に別荘を建てるなんてことは一生ないし、そもそも軽井沢はお金が潤沢にある人のみが足を踏み入れる場所と勝手に思いこみ、くる機会がなかっただけなのであるが、今回縁あって別荘族ほどではないが1週間ほど滞在している。 別荘を建てるときに暗黙のルールがあるというのは何かの特番で聞いて知っていたのだが、フリーペーパーを読んでみるとすべて自然環境に配慮したもので脱帽する。 やはりそこまでルールを作ることが大事ということか。 他の土地でよくあるのが景観に配慮した色の彩度や建物の高さ

思えば叶う

一生来ることはないだろうなと思っていた軽井沢。 仕事のご縁でたまたまこれたときになんと、上皇ご夫妻も静養に来られるという偶然。 せっかくだから、二人が出会ったテニスコートでも見に行ってみる。上流階級の方々が、真っ白い上下のウェアをきて、パコンパコンしているんだろうなと思いきや、誰もいない。 40度近い猛暑の中から来たから、最高気温29度の軽井沢は涼しくさえ感じるのだが、避暑にきている人たちにはこたえる暑さだからだろうか。と近くで購入したアイスチャイを飲みながら思っていると

土日でもS Work車両を選ぶ理由

東海道新幹線のぞみの7号車がS Work車両として運行しだしてから7号車以外乗れなくなった。 天気が悪かろうが、もしかして新幹線が見られるかもしれないというかすかな期待をもってE席を予約。 7号車のS Work車両を予約するようになってからというもの2席を一人で独占。今まで一度も隣に座られたことがない。 WorkというだけありオンラインMTGや電話もOKなのだが、大声でしゃべりたおしている人もいないし、ただたた静かにキーボードを打つ音がするだけ。 というわけでプライベ

趣味が一緒であれば年は関係ないのだ

最近、会いたくて会いたくてたまらない人がいる。 畑のおばあちゃん(笑) ↓ ポジティブシンキングな上に多趣味。しかも、見ているテレビ番組がドンピシャ。「大河ドラマ」と「英雄たちの選択」だ。 ということで、大体年始はその年の大河ドラマの主人公や、主人を支えた人々などをクローズアップすることが多い。 今年は誰もが知る徳川家康。 正直、松潤で1年間やり切れるかなとの不安はあったものの、持つべきものは名わき役。毎回、英雄たちの選択並みに、どうする?家康!と選択に迫られている

おばあちゃんは知恵の宝庫

週2回の朝散歩だったのが、最近では晴れたら行く=ほぼ毎日の朝の日課になったおばあちゃんの畑での雑草取り。おばあちゃんとの出会い↓ 最近、ほぼ毎日のようにおばあちゃんと同じほっかむりかぶって作業していたら、近くで畑を借りてせっせと収穫している夫婦に 「おや、最近はお孫さんが手伝いに来てるの?いいね」 なんて声をかけられ、おばあちゃんも 「そうなのよね。大助かりだし、若い子としゃべるとやる気もでるわな」 なんて否定しない。もうこの際、孫でいいか。みんなに孫認定してもえれ

雑草取りの報酬は大量の大葉根っこ付き

コロナ禍でテレワークになり早3年。 自ら動かなければ、家の中をうろうろするぐらいしか歩かないので、さすがにこれでは体がなまると朝のウォーキングを始めた。 特に夏は昼間よりはちょ~~~っとだけ気温が低い超早朝ウォークにはまり、1時間ほど歩き続ける。 住宅街の間をすたすた歩き、 「この家は金持ちだな~、この家は誰か住んでるのか?いつも窓ががっちりガードされてるぞ。この家のガーデニングはコンセプトがわからんな。この都会に車3台、しかも外車って誰が乗ってるのだ?」 などど、人

羨望のまなざしを向け続けた丸刈り

今年の高校野球はメディアが食いつくスター選手が少ないからか、なぜかヘアスタイル論争なるものが勃発している。 慶応ボーイがさらさらヘアーだとか、広陵がきれいな丸刈りだとか。 確かにとある高校のピッチャーがインタビューに答えるとき帽子を脱いだ瞬間、前髪が斜めにかっこよくきまっているのをみて 「おお!どこぞやのアイドルみたい!」 とは思ったが、それがなにか問題でも?と思う。 丸刈りにすれば絶対に夢は叶うとか、自分なりの願掛けで丸刈りにするなり、やっぱりどこぞやのアイドルみたいな

見たことがないフォルムのお菓子を京都で

京都の四条界隈にいくとなんとなく立ち寄ってしまうのがGOOD NATURE STATION。 というのがコンセプトで簡単にいうとこだわりの食材が集まっているということ。となるとやはりお値段もなかなかのものなのだが、これがまた一度食べたり飲んだりしたらリピートしたくなるものばかりおいてある。 リピートしまくっているのがクラフトコーラ。 「コーラは骨が溶けるから飲んじゃダメ」 という母親のガセネタのせいで、長年飲めなかったのだが大人になって解禁!やっと飲めると飲んだときの

ほろほろ鳥の卵は醤油いらず

友人宅を訪問した際、玄関にどんと段ボール箱があった。 無造作に開けられた段ボールの中をなんとはなしにのぞいてみると、小ぶりの卵たち。 日本全国にさまざまな食関連の知り合いがいる友人宅には見たことがない食材が盛りだくさん。普通の卵ではないだろう、なんだろうとよくよく見てみると、先が細いしずく型。 手にのせてみると一目瞭然。 ツンツンとつついてみるとものすごく固い。 すると友人が 「おお、気づいたな!ほろほろ鳥の卵だよ。トリじゃなくてチョウと読む」 と読み方にものすごい

テロレロレロレンがかなり心地いい

新大阪から東京に向かう東海道新幹線乗車時のルーティンは1時間35分後にアラームを鳴らすこと。 新大阪からでて1時間45分後、新富士駅通過前後に美しい富士山がみられるのだ。 夏の富士山よりも雪を抱いた冬の富士山のほうが好きなのだが、それでも富士山を見られるなら寝てる場合じゃないとばかりに必ず、拝ませていただく。 山頂までくっきり見えた日はなんとなく縁起がよいような気分になり、仕事もうまくいくような気がするのだが、今回のように山頂に雲がかかると、ちょいと今回は何かありそうだな

おしゃれ番長グッズはGoogleレンズでは見つからない

初めてのドンペリが衝撃のまずさで幕をあけたパーティー 主催者がおしゃれさんで音楽に精通している人ということで、一代ムーブメントをおこしたシンガーソングライターやファッションデザイナー、評論家などなど、とにかくおしゃれさんたちが集っていた。 おしゃれさんたちは一般人が決して選ばないような服の形や色を華麗に着こなしてることで、とにかくおしゃれすぎてまぶしい。スタイルがいいからなんでも似合うんでしょ?というのは大間違い。 背が低い、高い、太っている、やせている、手足が長い短い

東京駅でDo you want me to ~

東京駅の丸の内出口を出た瞬間、照り付ける太陽がまぶしい。 足元からじりじりと熱さが体に伝わり、日陰に早く移動したいと思うも、東京駅にくるとどうしても美しい赤レンガがみたくなって皇居に続く真ん中の道を歩いてしまう。 暑いだろうなと外に出た瞬間、目線の先にゆらゆら揺れるもの発見。 かげろうが見える・・・と思っていたら、なんと水盤。 横にあった看板をみると見た目の涼しさと打ち水効果を狙った東京駅の夏の風物詩だそう。 しかもこの水盤、縦22m、横15mとかなりの大きさがあり左右

おさげ高校生

東京で10時のスタートの打ち合わせが決まり、いつもなら前泊してホテルで優雅に朝ごはんを食べてエネルギーチャージしてからのぞむところだが、インバウンドの回復と夏休みがばっちり重なった8月上旬はホテルの空きがないばかりか、あいてても驚きのお値段。 コロナ禍の低価格にすっかり慣れてしまった金銭感覚ではどうにもこうにも泊まる勇気がでない。ということで、やっぱりデフレ脱却には程遠い生活をしているものとしてはひとまず体力だけはまだあるので、7時ちょいすぎの新幹線に乗ることにした。 在

竿灯まつりのトラウマ

先月の大雨の被害で開催が危ぶまれた秋田県を代表する竿灯まつり。 復興途中で祭りの余裕がないという人もいるだろう。 賛否両論あれど、五穀豊穣、長寿、健康などを願うお祭りはやれるならやるべきだし、提灯がゆれる美しい景観にしばしの癒しをもらえるだろうし、観光関連に従事する人にとっては稼ぎ時だから中止となると痛手。 ということを考えると、開催できるのであれば開催してほしいと思っていた。 竿灯の提灯に癒しと書いたが、こと自分に関しては癒しというより恐怖で今でもテレビで見るたび身震