マガジンのカバー画像

人生いろいろエッセイ

243
運営しているクリエイター

記事一覧

たこ焼き機の妙

ご当地あるあるをランキングで紹介していた番組があった。 秋田県であれば・・・ ・昔、運動会にはババヘラアイスがきていた ・なべっこ遠足がある ・たけやぱんのアベックトーストが人気 などなど、それな!というものもあれば ・秋田県人は納豆に砂糖をいれる といった、そんなのやったことないぞというないないネタもあった。 大阪でいえば・・・ ・みんなヒョウ柄を持っている(←持ってない) ・一家に一台たこやき機を持っている(←持ってない) ヒョウ柄はないとして、たこやき機は持

十六夜の雷鳴と八岐大蛇

東京、赤坂にある日枝神社では毎年、中秋の名月に雅楽が開催される。行ってみたいなと思いつつ、なかなか行く機会がなかった。 今回はタイミングよく東京出張と重なり中秋の名月イベントに行こうかと考えた矢先、出雲と関係が深~い方から、十六夜の月の宴「石見の夜神楽」なるものに誘われた。 お誘いは何かの縁だから基本断らない。神楽は見たことも知識もないが、そんなものは気にせず、まずは見てみよう!の気持ちが大事。 演目は八岐大蛇(ヤマタノオロチ)。聞いたことあるぞ。対峙するのは嵐の神・ス

アウトレイジからVIVANTへ

永田町でのとある記者会見の帰り。目下、自民党総裁選中の党本部周辺はどうなってるやら?とぶらぶら歩く。警備関連の人はいるものの、ほかは特に騒がしい様子もなく静か。 それにしても日差しがささるな~と上を見上げると、アウトレイジ風と揶揄されたポスターがでかでかと掲げられていた。アウトレイジは知らないのだが、真ん中に真っ赤にかかれたTHE MATCHの赤がVIVANTに見える。しかも、アウトレイジといわれて慌てて作り直した新ポスターは、白地に赤でますますVIVANTにしかみえない。

緑とイノベーションの融合ってなんなのさ

ずっと工事の塀で覆われていた大阪駅周辺の再開発エリアがようやっと一部オープンした。真鍋大度による新作個展が無料であるというし、平日の空いた時間で行ってみた。 ニュースでなんとなくイメージはついていたが、まあ、こんなもんかというのが第一印象。 ワクワクもしないし、うわ~すげ~と感動するわけでもない。 「キレイな街ができたもんじゃね~ばあさん」 と老夫婦だったらこんな会話をしたであろう。 人口あたりの都市の緑率最下位だった大阪だが、グラングリーン大阪ができて最下位から脱出で

ただのチョコサンドクッキーじゃない

シロガネーゼに憧れている友人から手土産をいただいた。 それがラ・メゾン白金の「ショコラサンド」。 「シロガネーゼには一生なれないから、気分だけでも味わいに白金いってきたわ」 とうれしそう。そんなに白金っていいところなのか。その憧れのシロガネーゼたちの舌を虜にしているのがこのショコラサンドだという。 シンプルなパッケージはさすがのシロガネーゼ風。「ショコラサンド」と呼ばれる、いわゆるチョコサンドはずっしりと重い。 とはいえ、最近のチョコサンドクッキーはかなりクオリティ

ゲリラ豪雨のとき

今、外はまさにゲリラ豪雨。 ホテルの15階という高さにいるからか、ぴかっと光って、ゴロゴロド~ンがものすごく近くに感じる。雷の光も目の高さのところで、落ちまくり、こういった機会がなかなかないから、猫のように窓にへばりついてみている。 窓を叩きつけるように降る雨を見ていると地球が怒っているのかな~なんてよくわからないことを思う。晴れているとどっかに出かけたいな~なんて思うが、これだけ雨が降り、家から出れないとなるとおこもりも悪くない。 ゲリラ豪雨の中にいると晴耕雨読な生活

日本人らしいエコじゃないサービス

日本人はとにかくキレイ好き&とっても清潔。 海外から友達が来て、スーパーに連れて行ったときに、野菜がいちいちプラスチックバックに入っているのを見て、 「キレイ好きなのはいいけど、環境にはすこぶるよくないよね。というか無駄だよ」 とバッサリ切られたことがあった。 その第二弾がトイレットペーパーの三角折り。 ホテルにチェックインし、部屋に入るなりトイレに直行。出てくるなり 「そういえば、さっきのお店でもトイレットぺーパーが折ってあったんだけど、あれは取りやすいようとい

カラスアゲハの優雅さ

椿山荘でちょっとした仕事があり、もしかしたら初めましてかもしれない地下鉄江戸川橋を降り、江戸川公園を歩く。 山手線の駅はほぼほぼ使ったことがあるが、地下鉄に関しては使うことはおろか見聞きしたことがない駅名さえある。そのうちの一つが江戸川橋駅。実は、椿山荘もはじめて、はじめてづくしはなにかと楽しい。 江戸川公園なる看板をみつけ川沿いを歩く。これがなかなかいい感じの道なのだ。 都会のど真ん中とは思えない静けさと深い緑。東京は緑があっていい。しかも、ちょっと歩くととても静かだ

NO SLEEP SHOP

東京駅の新幹線ホームで見つけた東京土産の定番「東京バナナ」の自販機。 人手不足という理由もあるようだが、新幹線に乗る前にさくっと手がるに買えるのがよいとかなんとか。 正直いうと新幹線のホームにいくときはいつもギリギリだからさくっと買える余裕はない。でもまああるだけで外国人観光客は面白いだろうし認知度もアップする。 なんでも自販機あるもんだなと思っていたが、今度は羽田空港で発見! その名もNO SLEEP SHOP 最近人気急上昇中のバターのいとこの店の横にあった。

眠らせないために唇を引っ張る作戦

夏になると通う頻度が高くなる歯医者。理由はこちら 歯をお掃除する目的ではなく、リラックス&涼み&お昼寝しにいっている。完全に使い方を間違えているが、歯医者が好きで仕方ないのだ。 特に夏はキーン、ウィーンという音がとても涼しげ。歯をお掃除してもらうと口の中の清涼感も半端ない。一度やったらやめられないのだ。家でもクールミントの歯磨き粉でこれでもかと磨いて、スース―させているため、かなりよく磨けていると褒められる。来なくていいといわれているのに行く迷惑な患者なのだ。 さて、本

萌やしに萌える

もやしは色白でひょろひょろっとして、頼りない見た目なのに、先端の豆の甘味、ひょろりとした体なのに以外と噛み応えがあってがっしりしている。人は見た目で判断するなとはよくいうが、野菜もそうだなとしみじみみてしまうのがもやし。 今日もスーパーで一袋35円でもやしをゲットし、ザルでさらっと洗って眺めていると、水も下たるいい女じゃないが、みずみずしさに磨きがかかり、色白がより際立つ。 なんとも萌える野菜だな~、もっともやしのこと知りたいといろいろ調べていて驚いた。 もやしって漢字

ハネムーンサラダの本当の意味

そもそもハネムーンサラダなんて言葉を知らない人が多いかもしれない。 わたしもそんなニタニタしてしまいそうな名前のサラダは注文しないだろうし、自分には縁がないものだからそれほど気にもしてなかった。 かなり昔に何かの雑誌で 「手で適当にちぎったサラダのことをハネムーンサラダと呼ぶことがある」 というのを読んで、手料理が苦手な新妻でも作れる簡単な料理?そもそもちぎるのが料理か?なんて突っ込みつつ、勝手に由来を作り上げていた。 あれから10云年。 これまた、たまたま雑誌のエッ

アイスノンで頭すっきり起床

両親が東京に来るというので、ホテルを手配することになった。都内なのに、やれ大浴場が必須、サウナがないとくつろげない、サウナあるなら水風呂はないと汗がひかない、朝ごはんは和食がおいしいのがいい、ツインベッドは離れている方がいい=部屋広め、足が痛いから駅から徒歩5分圏内・・・なのに予算は一人15000円でと無茶苦茶なことをいう。 ホテルの価格高騰が問題になっているのを知らないのかと言いたい。特に東京は部屋が小さいアパホテルでさえ、朝ごはんをつけると2万円近くの設定だったりする。

富士山に七福神

大河ドラマ「光る君へ」では、誰かを思うとき”月”を見上げよ。なんていったり、行動で見せたりしている。 確かに月はひとつであるからして、どこから見ても同じ美しい姿を見せてくれる。同じ月を眺めていれば離れていても心はひとつ・・・といった感じになるのだろう。そういう相手が今までいなかったので気持ちはわからないのだが。 月は見上げないが、雲を見るのは好きだ。家のベランダからぼ~っと流れゆく雲を見ていると突如として面白い形を見せてくれる。それはほんの一瞬でスマホを準備している間に崩