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Ehime diary

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愛媛の小さな島で暮らしたかけがえのない日常を、感じたことを書き綴ります。
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2021年4月の記事一覧

命を閉じる、頂くということ

命を閉じる、頂くということ

玄関先の掃除を終え、パソコンに向かう。

ふと、昨日のことを思い出した。

猪の解体作業の現場に立ち会った。

島で捕獲された猪を内臓を取って血抜きをしたり、血抜きが終わった猪を皮を剥いで綺麗に捌く。

猟師さんの手つきは素早く、慣れていて、どこか優しい目をしていた。

当たり前すぎて、無意識だと思うけどきっとそう、彼らは猪が大好きなんだ。

数分前まで動いていた心臓は役目を終えたように綺麗に収ま

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人の数と自然の量

人の数と自然の量

常に人はリューアルしていて、日々変化している。

山と川を眺める暮らしをしていたのが今では、海を感じる暮らしをしている。全ての場所から何かが生まれていて、私たちは土地の恵みをありがたく受け取っている。水、野菜、果物、魚、肉などなど。

私たちは、自然の恵みを上手に受け取っているのだろうか?

受け取っているだけではないだろうか?

私は、自然から受け取った恵みを違う形で自然に返していきたい。その一

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貴方と私を繋げるモノ

貴方と私を繋げるモノ

人が人を呼ぶ街。
人が人を呼ぶ宿。
そして、もう一度会いたいと思う人。

人と人を繋げるものは何だろうと考える。

愛、共感、お金、嫉妬、同情、この世界に色々あるけれど、理由の一つに、私は相手を知りたい気持ちがあるから人は繋がっているんじゃないかと思う。

表から見たものだけが全てじゃないからきっと、
人に会って、
空間を感じて、
五感を刺激して感じたものが
自分が思う本当の事。

情報にとらわれ

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私の職業

私の職業

島に来て10日くらいが経つ。
最近「仕事は何をしているんですか?」と聞かれることが多いが、実際私には答える職業がない。

「無職で、宿のヘルパーをしています。」というくらいの、フリーター。
今の私には、旅をしながらその土地でお手伝いをして暮らすスタイルが心地よく感じる。

遊牧民みたいな生活を毎日出会う人達に勉強させてもらっている。

丁寧に食事を作る人を側で感じ、自然に感謝をする人を知り、様々な

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