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昔の仕事のお話

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#理不尽に負けるな

人は、幸せになるために仕事をしている。

少しむかし。

超大手グループに居た頃のMさん、当時スーパーバイザー(現在某地域統括本部長)とは、私が親の介護で退職してからも、ワンシーズンに一度から、半年に一度くらいは2人で飲みに行く間柄である。

歳は彼女の方が10歳近くも下なのに、彼女を歳下だと思った事がない。人間としても、リスペクトしている。だからこそ、この若さで本部長なのだろう。

私の悪い癖は、一度やらねばと思った事は、多方面から攻め

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自分で考える事ができない人間を作ってるのは、管理職だ。

むかし。

ぬるま湯な有料老人ホームでのお話。

ここのマネジメントエピソードは事欠かない。

勿論、悪い意味で。

私が、夜勤も独り立ちして間もない頃。

他職種から転職してきた、Nさんという先輩職員が居た。

Nさんは、私より5つ年下なのだが、この職場の男性職員の中では上から二番目の年齢。

介護経験はこの職場でしかないが、フレンドリーなキャラクターで、兄貴的存在ではあった。

しかし、小狡い

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入居させたの誰?の問いに違和感しかない。

むかし。

同じく、某有料老人ホームでのお話。

認知症の大柄な男性、T様が入居された。

この施設では、認知症の対応を本当の意味できちんとできる職員が少なく、みんな逃げ腰。

あるいは、仕事したくなくて暇つぶしみたいな感覚で対応する。

認知症の方は、とても自分にどのような気持ちが向いているかを敏感に察知するので、不安定な感情をむき出しにされる。

T様は、嫌だと、叩く事もあるという。

私は、

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すれ違いって、なかなか戻せない。

むかし、むかし。

私がまだ、20代で訪問介護員をやってた頃の事。

その時の責任者であったHさんは、若いのにも関わらず、かなり経営能力は高いが、基本的に人を駒のように扱う人だった。

この手のタイプの人は、大抵そうなのだが、本人に自覚はない。本人としては、一応労いの言葉をかけたりして、フォローしているつもり。

しかし、実際には隣の隣の田舎町まで移動時間なし、次に事業所近くまで戻る訪問先も移動時

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自分が上に立つか、その人の下では働かないか。

昔、某グループで施設の管理者をしていた頃。

直属の上司が、なかなかのツワモノだった。

やり手という意味ではない。

部下の話もロクに聞かない。トラブル発生時に何が何故起こったかの整理ができない。頭ごなしにとりあえず注意する。上司にはYESしか言わない、部下のミスを自分の責任とも言わない。

全く話が進まない。 

あまりに話にならないので、仕方なしに、彼の更に上の役職の方に直談判しに行った。

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くどいが…。ぬるま湯は、本当に出にくいぞ。

先日、「ぬるま湯は入りやすく出にくいものだ」

は、名言だって書かせてもらったが

どんどんぬるま湯の深みにハマっている、同じ介護職のとある施設に勤務する、某友人。

私もかつて、そこに勤めていた。夜勤が多すぎる事と、その割に給料も安く身体に支障をきたしていた事、運営管理がまるで為されていない事が嫌で、辞めたのである。

ただ、そういう職場は限って人間関係は良い。

切磋琢磨しあうのではなく、お互

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