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ライスワークとライフワーク

今年、娘が大学を卒業する。
何故か(と母は思う)就職が決まらない。
でも、なんとなく「何故」もわかる気がする。
大学4年で、いったい自分の何がわかるのか?と思うから。

わたしが新卒で就職した時。
決めては「友達と一緒」。
だって、やりたいことないし、やれることもわからないし、大学を卒業するからには、どこかに就職して自活していかないといけない、としか思ってなかったから。
その時に、高校→大学の進学で友達と離れて寂しかった(笑:この思いがお茶との出会いにつながる(https://note.com/yukikoizm/n/n1c7ac638c0a7)んだけど)から、今度は友達がいる会社がいいなぁ、って。
それだけ。

その会社で15年働いて、その間に生まれてきた娘にけっこうなアレルギーがあった(https://note.com/yukikoizm/n/n6aa17b39e46d)ことが引き金になって、仕事を辞めた。
仕事中もずーっと、「何を食べさせればいいんだろう?」「食べられないものばかりになっていくけど、この子は大丈夫だろうか?」そんなことばっかり考えていたから、辞めて、食事の勉強をすることにした。
辞めるほどではないと、多くの。。。正確にはほとんどの人に止められたけど(賛成してくれた人は記憶にないなぁ)、仕事しながら勉強し尽くしていて。
そもそも一緒に居たいと思っていた友達は、その何年も前に退職していて、その会社に残る理由はあんまりなくて。
アレルギーや食事のことはわからないことばかりで、教えてくれる人もいないから、だったら自分がその道のプロになる!と。
同じように困っているお母さんたちの助けになりたい、そのためには目に見える資格も欲しいと進学した。
ちょっと自分に酔っていたかもしれないけど、18歳の学生に交じって勉強するのは新鮮で、楽しかった。

そうして卒業の時に「あなたが直接助けられるのは、あなたが出会う何人かだけど、教える道に進むことで、40人教えれば40倍の人に思いが届く」と言われて、その学校に就職した。

それから、15年。
学校と言うブラックワールドで、いろいろあって、教師と言う仕事がすっかりライスワークとなり。

わたしは勤務日を減らしていった。。。

そうして、ブラックワールドの濃度をわたしの中で薄めていったことで、少しずつ、息がしやすくなり、ライスもライフもなく、わたしは2本の脚を両方の仕事(学校と茶道)に置き、ただ軸足が茶道にある、と言う状況になった。。。

今、とびきり良いバランス。
そのバランスを安定させるために、学問をする道をまた選んだけど(今日、合格発表がありまして、無事に春から女子大生(笑))、もう転職はないかな。

娘よ、母は好きに生きております。
あなたも心のままに、、、でも自活してくださいませね。


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