【エッセイ】忙しいと思うとき
朝はいつも6時に起床。
平日も休日も決まった時間に起きるようにしている。
──朝9時、忙しない時間がはじまる。
社畜サラリーマン的に、がむしゃらに働いてきた世代だけど
最近ではフレックス勤務や在宅ワーク、
リモートでの働き方は世の中に定着して、
個人のスタイルに合わせた多様な働き方がトレンドになってきた。
訪問や来訪、出張とかも、
ちょっと前の頃のように少し戻ってきたような気もする。
「あ〜、忙しいわ〜」
思わず呟きそうになる。
忙しくすることが、かっこいいと思っていた若かりし頃。
ワーカーホリックな感覚が、いまだに仕事への先入観になっていたりする。
"忙しい"って感覚は、決してポジティブなもんではなくて
漢字で、「心が亡くなる」と書くだけあって
忙殺された時間に身を委ねているだけ。
忙しい自分にイライラしたり──
仕事がうまく進まなくなって、行き詰まったり──
それが原因でプライベートの予定がダメになったりすると
さらに忙しさのせいにして、負のスパイラルになる。
──ふと、立ち止まって自問自答してみる。
「ほんとに今、忙しいのかな?」
よくよく考えてみると、
1日の時間は決まっているし。
その中で自分ができることもだいたい予想がつくのに、
そういうことを無視して、何も考えずにいるだけだったりする。
ただ焦っているだけ。
できることを落ち着いてやるだけで
一呼吸おいてから、集中して
頭と心を回転させて
一気にやってしまうことが大切なこと。
「忙しさ」に身を任せることはやめよう。
心がなくなってひとや自分に優しくなれない。
「忙しい」と口にするのはやめよう。
思考停止で本当に忙しくなってしまうから。
今月は出張も多いし、土日も仕事が多い──。
コーヒーをゆっくり飲む時間をつくって
ゆったりと構えて、ゆとりを持って
楽しんでいきたいな、と思う。
@宗像のビジネスホテルにて
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