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"世知辛い 〜せちがらい"はせちがない?

勝手に好評だと思っている『四十超えてるのに恥ずかしい言い間違いシリーズ』です。これはこのシリーズを読んでもらった友人から、こっそりと教えてもらったやつです😅 なんかよく言ってる言い回しで、突っ込めていなかったと・・・w

「世知がない」は間違った表現。

この"せちがない"という表現。調べてもありません。
私も人の言っているのを聞いて、なんとなく理解して使っていたつもりですが、"せちがない"という実は誤読だったとは・・・。
よくこんな風に使っておりました。

もう、本当にせちがない世の中になったもんだ・・・。

発音とかも似てるので、雰囲気でバレなかったりもあるかもですが、こういう言葉こそ、丁寧に発音したいものです。
ネットで調べると、結構多くの人が誤って使っているようなこともあり、以下のような間違いを詳しく解説しているサイトもありました。私だけではなかったようです。

世知がないと世知辛いの違いを分かりやすく言うと、世知がないとは世知辛いの間違った使い方、世知辛いとは世渡りが難しいことです。

正しい表現、「世知辛い(せちがらい)」について

せっかくなので、正しい表現の「せちがらい」についておさらいしておきます。
そもそも、漢字で書いたことなかったな・・・と。

世知辛いとは、世渡りがしにくい、暮らしにくいという意味のことである。世知とは世渡りをする方法や処世術を意味する言葉であり、辛いはそれを強調する形である。したがって、辛いに困難であったり厳しいという意味合いはない。英語で表現する場合は、厳しさを表す hard や tough が用いられる。

漢字で説明されると、納得感が増しますね。"世知"という言葉自体が少し難しいのな、と思ったら仏教用語で、"世俗の知恵"を意味するようでした。

世俗の知恵 → 世渡りの上手さ  →  抜け目がない・計算高い
※更に、抜け目がない人が多い世の中は暮らしにくいという流れで、本来とは大きく異なる意味へと派生。

派生する意味によって、言葉全体の意味が変わるようです。大体の場合は褒めるというより"暮らしにくい"という意味で使われることがほとんどのようです。

本当に、"せちがらい"世の中になったもので、この手の言い間違いも突っ込んでくれる人も少なくなってきましたね。日々精進したいと思いましたww


©️Mahalopine

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