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内向きの価値観の空間が本当に苦手で・・・

私は一般に思われるよりも、いわゆる創作系のいろいろに雑食性でいろいろ楽しめるタイプなんですが、それでも「これはムリ、絶対にムリ」というものは、一応あります。

「工芸のアート志向作品」や「変に美しい(偏った)思想を表すための工芸やアート作品」だったり「内輪の価値観のみで良し悪しを決めているような工芸やアート作品」だったりする場合、その空間に入るのもムリ、っとなります。吐き気すら催すぐらいにムリです。

仮にグロ系やロリ系アートでも、ちゃんと作品として成立していれば問題なく興味を持って観られるのですが「ボクはアートに純真」みたいな態度や行動をする人のもの全てが苦手なんですねえ。

また、美術や工芸の団体展の会場に入るのも、かなりムリ。あれは本当に辛い。美大の文化祭とか卒展が限度かな・・・

そんな私ですが、私が独立したばかりの時に(29歳の時・・2019年だと25年ぐらい前)当時の取引先のお客さんのハイアマチュア作家の中年女性に騙されて上野の美術館でやっていた、ある美術団体の公募展に連行されてしまった時には本当にまいってしまって、さらに「あなたも勉強のためにこういうのを観ないとダメよ」とか言われてさらに不快指数MAXで(笑)

観終わって(開放されて)東京国立博物館で浄化しなきゃ!と思うも、もう終わっていて、本当に肥溜めに落ちたぐらいに不快なその気分を紛らすために、高級ウイスキーを無理して買って家で呑んで浄化しました。

変なもの観た後は浄化が大変なんですよ。浴びた汚泥の10倍から100倍の清らかな水で洗い流さないと!

例えば「審査員に褒めてもらうための工芸や民藝」なんて根本が原理に反しておかしいでしょ。

「権威付けされた工芸や民藝って誰のためにあるの?」

自己矛盾も甚だしいわけです。

そういう「当たり前のこと」が固定した価値観の内側に入ってしまうと観えなくなってしまうのです。

そういう「観えてない人たちの内向きの価値観の空間」がホントに苦手です。


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