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成長できる人は「◯◯◯力」が優れてるんじゃないかと思った話

「成長するために必要な力」をひとつだけ挙げるとしたらなんだろう? ってずっと考えてたんですけど、、

やっぱり「気づく力」だなと思いました。

あらゆる行動のファーストアクションって「このままじゃダメだ!」とか「現状を変えなければ!」って「気づく」ことですよね。「現状がいいのか、悪いのか?」「自分のスキルが足りているのか、足りていないのか?」。そこに気づくことからすべての行動は始まる。

よく成長するためには「行動力を高めよう」とも言われますが、ちゃんと「気づく」ことができて腹落ちさえすれば、勝手に行動力は上がるはずなんです。自然と右足が一歩出るくらいに「やべえな、これ」って気づく力を養うほうが大事だなと思うんですね。

「腹落ち」しない限り、「行動」には移らない

結局、人間変わろうと思ったら、自分が「腹落ち」しない限り「行動」に移せません。いくらスゴい人の話を聞いても、役立つ本を読んでも、「ふうん」で終わってしまう人は変われない。

でも、同じことを聞いて「やべえ」って思えれば、その人は変わっていくはずです。

まったく同じことに触れても「気づき力」を高めていないとスルーしてしまう。その次の行動がぜんぜん違ってくるんです。

特に今は変化が早いし「何が正しいか」もぜんぜんわかりません。だから、いち早く「異変」だったり「ここ、もっとよくなるんじゃない?」って気づく力を養うのはすごく重要なんです。

気づく力が弱いと、一方向からしかものごとを見られなくなるし、視野も狭くなってしまう。あらゆるパフォーマンスが悪くなってしまいます。

あえて自分に適切な「ストレス」をかける

じゃあ、気づける人と気づけない人の差はどこにあるんでしょう?

それは、あたりまえかもしれないけど「気づこうとしてるかどうか」が大きいと思います。性格や努力というよりも「意識」の問題。だから、誰でも身に着けられるはずなんです。

あとは、適度なストレスのかかる環境に身を置くこと。

タレブさんという学者が書いた『反脆弱性』という本があります。その本のなかに「人間というのは一定のストレスがある環境じゃないと進化・成長しないよ」という話があって。生きものとして「ぬるま湯」だと成長しないらしいんです。

たとえば経営者って、まさに「動かないと死ぬよ」みたいな環境にいます。だから強制的に成長せざるをえない。強制ゲーム。ほっとくと死ぬから、それは自然と感度も高くなりますよね。

ぼくは前にも書いたように、就活のときにあえて「ブラック企業」を選びました。まわりは「大手に行こう」「公務員になろう」と思ってた人も多かったんですが、ぼくは「自分でなんとかできたら最悪死なないよね」って思ったんです。力をつけずに公務員になったり大企業に行くほうが怖かった。

就活のタイミングはちょうどリーマンショックが起きたあとでした。これまで「絶対に大丈夫だ」「盤石だ」と思われていたものがぶっ壊れるのを目の当たりにした。それからは「いつゲームチェンジが起きるかわからない」って思うようになりました。

つねに、逆に張っておく必要があるというか、リスク分散させといたほうがいいな、と思うようになったんです。

いま安定してるものほど、壊れたときにヤバいですよね。そこにこれから入るのは悪手かな、って。泳ぐ力も身につけてないのに豪華客船に乗ってたら、それが沈没したときに溺れてしまう。いま安定しているものはなくなるってに考えてたほうが、ぼくとしては楽だなと思ってます。

えーまとめると、、

成長するためには、行動が必要。ただ、その前に「気づく力」を養う必要がある。で、その力を養うためにもあえて「危機感を感じられるような環境」「適切なストレスのかかる環境」に身を置くといいかも、という話でした。

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