コロナと共に終息したブーム
こども園で働く保育士です。
前回もアニメ関連記事(転生モノ)を書いたので、今回も少々違う角度からアニメブームのお話。
夫がアニメ漫画好きなので、リビングで何か観ていたら否応なしに影響を受けており、中年世代女性にしちゃあわりと詳しいほうだと思います。
令和に突入して最初のメガヒットアニメと言える【鬼滅の刃】。
そして美しい背景・描写・色彩で高技術&高画質な最近のアニメたち。
ちょっと思うところがあった昭和世代が、勝手に私見を書きます。
【鬼滅の刃】考察~ブーム期
3年ほど前、未曾有のパンデミックとともに、日本中で流行りまくったアニメ【鬼滅の刃】。当時子どもたちのマスクは色んな鬼滅キャラの和柄で溢れかえっていました。
炭治郎柄、禰󠄀豆子柄、富岡義勇柄、煉獄さん柄など。
「先生は、キメツで誰が好き?私は胡蝶しのぶ!」
と、突然質問されたり。
柱の名前とか、漢字めっちゃ難しいのによく未就学児の間で流行るもんだと思っていました。
あちこちで「全集中!」「水の呼吸!」「壱の型!」なんてワードが飛び交っていました。マスクだけじゃなくTシャツやら靴下やら、グッズも売れまくりでしたね。
話の内容はかなり残酷な流血シーンもあって、教育要素的にどうなんだという大人もいたようですが、抗えないほどの圧倒的ブームに押され、かき消されていた感じがします。
私もブームに乗っかって、子どもたちの話題についていくためとかなんとか言いながら、夫が大人買いしたコミックスをちゃんと全巻最後まで読みきりました。
漫画の終盤はかなり駆け足感があって、こんなにブームなんだし儲かってるんだから、もっと長く引っ張りゃよかったのにと思うほど、潔く早めに完結しましたね。
で、今現在はというと…?~終息期
漫画は完結しましたが、アニメはまだ終わっていません。
近年の漫画は絵・画質がキレイすぎて背景も懲りすぎて、ゆえに制作期間が長くなりすぎ【第〇期】とか【〇〇編】など区切って放映されています。
鬼滅の刃も、煉獄さんの無限列車編を映画化したり、現代の風潮に合わせた戦略なのかなとも思いますが、いかんせん期間が空きすぎです。
この、「空く期間」がほとぼりを冷ましてしまっているのは否めません。
今の園児たちの間で鬼滅の話題は、はっきり言って皆無です。誰もグッズすら持っていません。完全終息といった感じですね。ピークの時は、
「無限列車の映画、観に行ってん!」
「明日の夜、テレビで鬼滅やるねんて~。」
等の会話も子どもたちの間でよく聞かれましたが。それも今は昔。
みんな続きは気にならないのでしょうか。いつテレビでやってるの?
アニメの制作期間について
昔のアニメは毎週30分放映されていました。
ドラえもん・ちびまる子ちゃん・サザエさん。簡単な絵だからこそ、何十年も毎週放送ができるのでしょう。
現代アニメのような絵のレベルや綺麗さを求めるのならば、たしかに毎週放送はかなり厳しそうです。
区切って制作しないと作業が追い付かないのは想像できます。
でもその間に、ファンの熱が冷めちゃう。「鉄は熱いうちに打て」というのと同じく、人間の熱狂も時間が空くと冷めてしまうんですね。難しい。
特に子どもの成長は早いですから。大人向けアニメとはまた感覚も別だと思います。飽きるのもきっと早いのよ。
最近「葬送のフリーレン」もおもしろいなあと思って観ています。
昔のアニメ、現代アニメ、どちらが良い悪いではなく、色んなジャンルがあり年齢性別関係なく楽しめて、進化し続けている娯楽だと思います。
日本アニメは世界に誇るべき文化ですね。
いちアニメ好きのおばちゃんの意見でした。あしからず。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?