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1歳半の娘とパパの 在宅ワーク×自宅保育 体験記

緊急事態宣言を受けて保育園も1か月ほど休園に。

我が家では先日、休園より少し前に在宅ワーク×自宅保育にチャレンジしたのですが、通常のリモートワークとは難易度が段違いでした。ここに体験記として、「1歳半の娘」「ITエンジニアのパパ」が一緒に頑張った記録をまとめます。


普段通りの朝、大泣きの昼

自宅保育チャレンジ当日は、パパが在宅ワーク、ママは出社という布陣で挑みました。

起きて、ごはんを食べて、保育園に行く代わりにちょっと散歩する。ママにいってらっしゃいをして、散歩から帰ってきたらパパはリビングで仕事開始。娘も同じリビングで仕事(パズル)開始。朝一の仕事は大人も子供も集中力が続くのか、1~2時間ほど、いつも通りに仕事が進みました。

ちなみに、始業前に散歩をさせたのは大正解でした。保育園では毎日公園に散歩しに行くルーチンがあったので、仕事中に外に行きたがるかもと心配していたのですが、この日は家の中で過ごすことができました。

大変だったのはお昼。会社の休憩の前におなかが空いてしまったのか、ギャン泣きでご飯を要求していました。なんとかあやしながら、昼休憩の時間に合わせてお昼ご飯を食べさせたのですが、待たせてしまったのが裏目に。その後もおひるねがうまくできず、ずっと抱っこで寝かしつけることに。抱っこひもで小刻みに揺らしながら仕事をするという不思議な時間を過ごすことになります。

後から保育園のスケジュールを調べてみると、昼休憩の1時間前にお昼ご飯が始まり、その後お昼寝という順番になっていました。この時間が崩れてしまい、ギャン泣きだったのかなと思います。散歩は大丈夫だったんですけどね。。。
子供を待たせるよりも、大人の方が時間の融通を効かせるべきだと思います。


Web会議、子供は乱入するもの!

娘のお昼の要求に応えられなかったのは、私がその時間にちょうどWeb会議を入れてしまっていたからです。朝は一人で遊んでくれていたのでWeb会議も無事に進められるかなと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。

PCからの話し声が娘に聞こえると状況は一変。興味津々に寄ってきて、「画面を見せろ!」とジェスチャー。ぐずり始めたので仕方なく同僚に断りカメラの前に座らせると、今度は身を乗り出してWeb会議に参加。画面いっぱいに娘の顔が表示されていました。(そんな状況も笑って快く受け入れてくれる職場で良かったです。)

そして一通り満足すると、今度はおなかが空いたのか、ギャン泣きへ・・・という中でのWeb会議でした。最後の方は近くの棚から出したボーロでなんとか娘の機嫌を取りながら、話半分で会議に参加する羽目に。

自宅保育の中でWeb会議をするには、
・相手には子供がいることを伝え、乱入前提で実施する。
・長時間の会議にはお菓子など子供の集中を逸らせる小物を準備する。
・子供のご飯や寝かしつけの時間には被せない。

の3つが重要でした。


”食後”と”おひるね”は集中作業のチャンス!

子供がいる中での在宅ワークは、集中できる時間が全くないんじゃないかと心配していましたが、意外とチャンスタイムもありました。先述した朝食後昼食後のお昼寝タイムです。子供も、食欲と睡眠欲が満たされている間は落ち着いているということでしょうか。

お昼寝タイムは言わずもがな、寝てくれているので静かです。こちらも静かに作業していれば、1~2時間くらいの集中作業時間を確保できます。

また食後も、おもちゃで遊んだり、テレビでお気に入りのアニメを見たりということを一人でやってくれていました。こちらの時間は少し音がありますが、仕事が中断されることが少ないので、1~2時間くらい集中して作業できたように思います。


長い家庭保育、こどもと仕事する工夫

子供が一人で遊んでくれていたとはいえ、ちょくちょく対応を求められるので全体として中断は多いです。感覚としては、おしゃべりな同僚が隣にいて30分に1回は話しかけられる感じと似ています。まぁ同じ部屋に親がいるのに、子供に対して話しかけるなというほうが無理ですよね。ただでさえ子供は保育園から自宅に移って十分適応してくれているので、今度は親や会社が適応の努力をする番かなと思います。

在宅ワーク×自宅保育に適応するために大事なことは、子供が話しかけてきたときはしっかり対応することだと思います。忙しいと伝えても止まらないし、むしろ悪化します。「駄目」や「無理」は禁句といってもいいです。

あと、意外と役に立ったのがキーボード単体でした。PCを前に子供を抱っこするとき、「くぁwせdrftgyふじこlp;@」などと入力される事故が起きがちです。予防として、PCとの間にどこにもつないでいないキーボード単体を入れておくことで、子供はそっちを触ってくれるようになり、安全に入力を続けることができます。たまに子供の入力に合わせた挙動をしてあげると、喜んでくれたりします。


「在宅ワーク×自宅保育」はできる、けど続かない

そんなこんなで、自宅保育をしながら8時間フルタイムで在宅ワークをやった結果思うのは、「意外とやれた」達成感と、とはいえママと分担したとしても「週5でやるにはキツイ」ということです。

なんといっても、一人で遊ばせている子供の負担が大きいように見えるのが一番辛いです。午後4時くらいから「ママー、ママー」と言って探していることが何回かありました。満足にかまってあげられなくて申し訳なく、そんな中仕事するのはとても心苦しかったです。


これから1か月、もしくはもっと長い時間、子供と一緒に乗り越えていかなければならない大きな変革だと思います。大きすぎて戸惑っている方も自分含めて多いと思います。この経験が少しでも、他の方の参考になれば幸いです。

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